アルコ神戸、4大会連続で3位入賞 ダスペードを8-2で破り3位決定戦を制す
先制ゴールを挙げたフットサル女子日本代表FP山川里佳子がハットトリックを達成
栃木県の日環アリーナで開催されている第20回JFA全日本フットサル選手権大会の3位決定戦が2月12日に行われ、日本女子フットサルリーグ(女子Fリーグ)のアルコ神戸と北海道1部のS.L DasPeed(ダスペード)が対戦。8-2で勝利したアルコ神戸が3位入賞を果たした。
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北海道大会ではエスポラーダ北海道イルネーヴェ、準々決勝では立川アスレティックFCレディースと女子Fリーグのクラブを破ってきたダスペード。しかし、フィールドプレーヤー10人という少人数で2日3試合を戦ってきたことに加え、主力のFP西野菜々華も負傷でプレーできない厳しい状況だった。
神戸が序盤から攻め込む展開となり、第1ピリオド2分にエリア内でハンドを誘発すると、これをFP山川里佳子が確実に決めて先制点を挙げる。その後も一方的に神戸が攻め込む展開になるが、ダスペードのGK今野真衣が立ちはだかった。しかし、神戸は右サイドを突破して、ファーポスト前に速いボールを入れ、そこに詰めた選手が押し込む「ファー詰め」の形でゴールを重ねていき、第1ピリオドを4-0で折り返した。
第2ピリオドに入り、立ち上がりにダスペードは高い位置でボールを奪って3対1のカウンターの局面を迎えたが、FP高橋李奈はシュートを打てずにGK上田恵里那に抑えられる。その後は再び神戸がボールを保持して攻め込む展開になるが、ダスペードもGK今野を中心に体を張って守り、得点は動かなかった。
第2ピリオド7分には、ダスペードがカウンターを仕掛け、最後はFP中辻唯がゴールを決めて1点を返す。これで流れをつかんだダスペードは、その直後にも中辻のパスからFP伊藤幹菜がシュートを放ったが、クロスバーに嫌われて2点目は取れなかった。
神戸も第2ピリオド10分に右サイドをFP櫻田真衣が突破し、折り返しを山川が合わせてこの試合だけで4点目となるファー詰めのゴールを決める。その1分後には櫻田がミドルシュートを決め、リードを5点に広げた。同13分にはゴール前にこぼれたボールをFP若林エリが押し込んで7点目を記録。ダスペードも同16分にカウンターからFP酒井ちなみがゴールネットを揺らし、点の取り合いとなった。
残り1分40秒、神戸は山川がゴール前でヘディングシュートを決め、ハットトリックを達成。2018年大会から3位以内に入っている神戸が8-2で勝利して、4大会連続の3位入賞を果たした。
(Futsal X・河合拓 / Taku Kawai)
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