遠藤航&マック・アリスター同時起用は得策?…英見解「ポテンシャルを引き出す鍵に」
バーンリー戦で同時起用された遠藤&マック・アリスターの起用法に現地注目
イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は現地時間2月10日のプレミアリーグ第24節バーンリー戦に先発出場。アンカーのポジションで存在感を発揮し、3-1の勝利に貢献した。英地元紙「リバプール・エコー」は遠藤とアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターとの共存の行方に注目している。
遠藤とマック・アリスターはここまで、2人揃ってプレーする機会があまり多くなかった。シーズン序盤はマック・アリスターがアンカーに定着。その後、このアルゼンチン代表MFが負傷したことで遠藤が先発を任されるようになった。
遠藤がアジアカップ参戦のためにチームを離れると、その間にマック・アリスターが負傷から復帰。すれ違いが続いていたなかで、バーンリー戦ではハンガリー代表MFドミニク・ソボスライが負傷離脱中ということもあり、遠藤がアンカー、マック・アリスターが右のインサイドハーフで先発と珍しい共存の形となった。
アジアカップ帰りでも遠藤は疲労の色を見せず、中盤の守備の要として存在感を発揮。最近では前任者のブラジル代表MFファビーニョ(アル・イテハド)と比較されるほどの活躍を続けている。
一方で、マック・アリスターはそれほど目立った活躍ができなかったが、「リバプール・エコー」紙は「遠藤がマック・アリスターに道を示す」と、2人の共存の可能性について言及していた。
「後半、リバプールにテンポを注入する必要があった時、遠藤はより存在感を増し、バーンリーの生命力を奪うのに貢献した。それに比べ、マック・アリスターは控えめだった。カーティス・ジョーンズが右サイドバックへ移動することを余儀なくされ、左に移ってからはわずかに影響力を増した。彼にはまだ明らかに成長の余地があることは、励みになる。そして、遠藤はこれからシーズン終了までにそのポテンシャルを引き出す鍵になるだろう」
マック・アリスターがより力を発揮するために、遠藤が重要な役割を果たすと大きな期待を懸けられていた。2人が同時にピッチに立つ機会は、これまで以上に増えることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)