- HOME
- 今日のピックアップ記事
- 中国は「足踏みどころか後退」 1990年代活躍の代表OBが嘆き「日本に勝ってからもう20年」
中国は「足踏みどころか後退」 1990年代活躍の代表OBが嘆き「日本に勝ってからもう20年」
元中国代表FWリー・ビン氏は他国との格差拡大を懸念
アジアカップは現地時間2月10日に決勝戦が行われ、開催国カタールがヨルダンを3-1で下して大会2連覇を果たした。13年ぶりにグループリーグ敗退に終わった中国の代表OBは、他国との差は「どんどん大きくなる」と警鐘を鳴らしている。中国紙「北京日報」が伝えた。
中国はグループAでタジキスタン、レバノン、カタールと同居。開幕2試合を0-0のスコアレスドローで追えると、第3戦では開催国カタールに0-1で敗れた。グループ3位だったが、3位チームの上位4つに入ることができずに敗退が決定。グループリーグで1勝もできなかったのも、1点も取れなかったのも初めてのことだった。
今大会はライバルと言われる日本がベスト8、韓国がベスト4、準決勝に進出した4か国のうち3つが中東の国で、優勝したカタールは史上5か国目の大会連覇を果たした。
中国大手メディア「SOHU」は、大会の全結果を受けて中国は24か国中18位とランキング付け。 中国代表FW韦世豪(ウェイ・シーハオ)は今大会の期間中、中国サッカーはいまだ原点で足踏みしてると語ったが、1994年の中国プロリーグ(当時・甲Aリーグ)初年度のMVPで、1998年のダイナスティーカップ(日本、中国、韓国、香港リーグ選抜が出場)で、中国が日本を2-0で破った試合で2ゴールを挙げた元中国代表FW黎兵(リー・ビン)氏は、2000年以降は中国と日本などアジアの強豪国との差はどんどん広がっているとの見解を示している。
「足踏みどころか後退している。ほかの国は進歩していて、差はどんどん大きくなっている。1998年に日本に勝ってからもう20年だ。いまだ日本が活躍すると、当時のことを持ち出される。一種の屈辱だ」
中国はアジアや世界大会で結果を残せない時期が続くなか、今後どのような手を打ち、サッカー界の発展につなげていくだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)