上田綺世の先発獲得は厳しい? 現地オランダは厳しい見解「アジア杯での得点はまた別物」
アジア杯では4ゴールと爆発もクラブでは定位置掴めず
オランダ1部フェイエノールトの日本代表FW上田綺世はアジアカップで4得点を決め、チームのエースとして活躍した。しかし、所属クラブでの先発奪取のためにはさらなるアピールが必要になりそうだ。現地メディアの解説者たちは、上田のライバルであるメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスのポジションが安泰だと見解を示している。
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昨夏にフェイエノールトに加入した上田はここまでリーグ戦13試合に出場しているが、先発起用は一度もなく、得点は第4節ユトレヒト戦(5-1)の1ゴールにとどまっている。一方、センターフォワードでレギュラーを張るヒメネスは20試合でリーグ2位の19得点とゴールを量産している。
そのヒメネスも直近の公式戦5試合はゴールから遠ざかっているが、現役時代にフェイエノールトでプレーした元モロッコ代表MFカリム・エル・アフマディ氏はボッドキャスト「Voetbalpraat」内でヒメネスと上田のポジション争いについて以下のように話していた。オランダメディア「Voetbalprimeur」が報じている。
「ヒメネスはとても信頼されていると思う。もし彼が調子を取り戻すのに時間がかかった場合、上田のようなストライカーはいる。だが、私は上田が『先発に入るためのドアをノックしている』とは思わない。私はヒメネスを信頼すべきだと思う」
エル・マフマディ氏はヒメネスの得点のペースが落ちているとはいえ、上田が先発のチャンスを手にする可能性は低いとの見解を示した。
また、フローニンゲンなどでプレーしたMFケイス・クワクマン氏は「アジアカップでの得点はまた別物だ。ヒメネスがそのことで眠れなくなることはないだろう」と上田のアジアカップでの活躍が、ヒメネスのポジションを脅かすことにはつながらないだろうと主張していた。
森保ジャパンではエースの座を掴みつつある上田だが、フェイエノールトでの先発を奪取するための険しい道のりは続きそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)