先発フル出場も1-1のドロー

　ドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフは現地時間2月10日、リーグ第21節でSVエルフェアスベルクとホームで対戦し1-1のドローに終わった。先発フル出場したMF田中碧の試合後のリアクションが話題になっている。

　田中はコンスタントに日本代表に選ばれていたなか、1月中旬からカタールで開幕したアジアカップでは招集外に。日本は準々決勝でイラン代表に1-2で敗れ、ベスト8敗退が決定している。

　クラブでのプレーを続けた田中は、1月30日のDFBポカール準々決勝・同2部ザンクトパウリ戦（2-2、PK4-3）で今季5ゴール目をマーク。さらに2月4日のリーグ第20節パーダーボルン戦（3-4）ではアシストも記録した。

　10日のエルフェアスベルク戦では前節の敗戦から立ち直り、勝利を目指したいデュッセルドルフだったが1-1のドロー。先制しながらも後半に追い付かれ、ホームでの勝ち点3を逃す形となった。

　中盤の一角でスタメン出場した田中は試合後、ピッチに倒れ込みユニフォームを頭にかぶせて落ち込む瞬間が「まだまだここからだ！」とクラブ公式X（旧ツイッター）で取り上げられている。このリアクションを受けファンも「頑張れ碧！」「ナイスファイト」「次勝とう」「これは悔しい」といった励ましの声が寄せられた。

　クラブ公式インスタグラムでは、田中以外のチームメイト、監督も頭を抱え悔やんでいるシーンが投稿されている。リーグ5位から7位へと転落したチームだが、田中の奮闘で次節の勝利へとつなげることができるだろうか。