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韓国ファン非難の矛先は? 「日本監督も謝罪」他国と比較し母国見解「さらに怒らせている」
韓国はベスト4でアジア杯敗退
アジアカップでベスト4敗退の韓国が、母国代表の指揮を執るユルゲン・クリンスマン監督への不満を露わにしている。同国メディアは「韓国ファンをさらに怒らせているのは彼の態度だ」と指摘した。
64年ぶりのアジアカップタイトルを目指していた韓国。グループリーグで1勝2分と勝ちきれない試合もあったなかE組2位通過で決勝トーナメントへと進んだ。E組2位通過で決勝トーナメントへと進んだ。1回戦ではサウジアラビア代表と延長にもつれる1-1の展開から最後はPK戦で4-2の勝利。準々決勝でオーストラリア代表を延長戦の末2-1で下し、準決勝ではヨルダン代表とグループリーグ以来の再戦となった。
ヨルダン相手に0-2で敗れた韓国は、ベスト4で姿を消すことに。韓国のスポーツ・芸能専門サイト「スターニュース」は「自信満々なのはユルゲン・クリンスマン監督だけだ。ソン・フンミンだけでなく、日本やイランの監督も謝罪している」と指揮官を批判した。
記事では「海外メディアも韓国をアジアカップの有力候補として取り上げた。しかし、結果は期待外れだった」とベスト4に終わった母国代表に落胆。その原因の1つがクリンスマン監督だと主張する。
「批判の理由の1つは、戦術の欠如と同じ布陣を続けたこと」と挙げたうえで、「もう1つの問題は、敗戦後のパフォーマンスだ」と、クリンスマン監督の試合後のリアクションを取り上げた。
「マレーシア戦では、土壇場で1点を失ったにもかかわらず、試合中に笑顔を見せ、物議を醸した。準決勝のヨルダン戦では、笑顔で相手チームと監督を祝福する姿が見られた。 同じ時間、同じ場所で、ソン・フンミンは地面にへたり込み、ベテランのキム・ジンスは涙を流していた。監督だけが違って見えた」
そして「ほかの監督たちは違った」と、一例に日本代表の森保一監督を挙げる。「準々決勝で敗退した日本代表の森保一監督は『申し訳なく、悔しく、責任を感じている』と謝罪した」と、準々決勝イラン代表戦の敗退後の言葉を紹介。さらに「準決勝に進めなかったイランのアミール・ガレノイー監督も『この敗戦の責任を負う者がいるとすれば私だ』と発言。彼らは不甲斐ないパフォーマンスについて心から謝罪している」と違いを報じた。
「クリンスマン監督は自画自賛と選手のせいで勝手に大会を終わらせてしまった。 これでは、サッカーファンはさらに怒るしかない」
韓国世論の風向きが指揮官へ厳しくなってきた。試合後の態度も重なり大きなうねりを見せる韓国代表サッカー界は、今後どう進んでいくのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)