“裏切りのストライカー”が古巣を酷評 「アーセナルはエジルとサンチェスしかいない」

「彼らのうち一人が故障したら問題になる」

 レアル・マドリード、トットナム、クリスタル・パレスと移籍しながらも、アーセナル時代の最盛期を取り戻せずに現在浪人生活を送るストライカーだが、古巣の現状には厳しかった。

「アーセナルは良いチームだが、もし、サンチェスが故障してしまえば、彼らに誰がいるのか分からない。チェルシーにはアザールが故障しても、ウィリアンがいる。ウィリアンが故障してもモーゼスがプレーできる。アーセナルの現在の問題は、エジルとサンチェスしかいないこと。もしも彼らのうち一人が故障してしまえば、問題になる」

 ストライカーとして今季開花したチリ代表FWアレクシス・サンチェスは14ゴールと、得点ランクトップタイに輝いている。続くのはイングランド代表FWセオ・ウォルコットの8ゴールと、現在絶好調のフランス代表FWオリビエ・ジルーの7点で、サンチェスの決定力が傑出している。

 昨季のプレミアリーグでアシスト王となったドイツ代表MFメスト・エジルへの依存度も高い。プレミア全体でも彼ら二人に代わるタレントを見つけるのは容易ではないが、アーセナルは現在、二枚看板の契約延長交渉に苦労していると報じられている。「サンチェスとエジル頼り」という痛いところを突かれたアーセナルは、裏切りのストライカーを見返すことができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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