遠藤航は「全盛期ファビーニョの再来」と現地絶賛 前半苦戦も後半「革新的パフォーマンス」
リバプールはバーンリーに3-1で勝利
イングランド1部リバプールは現地時間2月10日、プレミアリーグ第24節でバーンリーと対戦し、3-1で勝利した。日本代表MF遠藤航はアジアカップから帰還して初の公式戦出場となったなか、先発に抜擢。現地メディアは「クロップは全盛期のファビーニョの再来を目撃している」と、長年にわたりクロップ政権の不動のアンカーとして活躍していたファビーニョと遜色ない働きぶりを示していると絶賛している。
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リバプールは前節アーセナル戦(1-3)でリーグ戦16試合ぶりの敗戦を喫したなか、今節ではアジアカップから帰還したばかりの遠藤を先発でアンカーに抜擢。遠藤不在期間に同ポジションでレギュラーを務めていたMFアレクシス・マック・アリスターをインサイドハーフに配置した。
前半31分にFWディオゴ・ジョッタが先制点を奪うも、同45分にコーナーキックの場面で遠藤が味方と被ってしまう形となり、相手DFダラ・オシェイにフリーでヘディング弾を叩き込まれた。
それでも後半7分にFWルイス・ディアス、同34分にFWダルウィン・ヌニェスが追加点を奪い、勝負強さを見せつけて3-1で勝利を収めた。遠藤は同アディショナルタイム6分に途中交代したが、リバプール専門メディア「Liverpool.com」は「クロップは全盛期のファビーニョの再来を目撃にしている」と見出しを打ち、昨季まで長年にわたりクロップ政権の不動のアンカーとして活躍していたファビーニョと遜色ない姿を遠藤に見出していると取り上げている。
記事では「アジア杯から戻ったばかりで、連戦にわたって出場していた遠藤は、先発に起用された。地球の裏側から舞い戻ったばかりの遠藤だが、日本代表と同様、重要な役割を務めることになった」と、過密日程のなかで先発を託された信頼性を強調しつつ、「遠藤はスピード勝負の場面で懸命に戦ったため、その結果として受けた警告には批難される理由がほとんどないだろう。ただ再びハーフタイム明けで交代となるかどうか疑う余地もあった」と、前半は苦戦を強いられたと指摘している。
それでも後半は「まるで新しく投入された選手のような働きぶりを見せ、革新的なパフォーマンスを発揮した。90分間のなかで、彼は中盤で最多となる9回のデュエル勝利となり、バーンリーがハーフタイム明けにギアを上げてくることを防ぎ、リバプールの圧力を高めることを可能にした」と、復調ぶりを称賛。「ファビーニョはクロップ政権で最大の功労者の1人だが、少し年上の遠藤が新たな息吹を吹き込んでいる」と、チームに不可欠なアンカーとしてその存在感を高めていることを強調していた。