日本は「崩すスタイル失った」 “対アジア”での敗北に中国見解「森保監督が変えた」
アジアカップでまさかの8強敗退、中国メディアがかつての日本と比較
森保一監督率いる日本代表は、優勝候補に挙げられたアジアカップでまさかの8強敗退に。今大会では5試合を戦い、中東勢に2敗を喫したなか、中国メディアは“対アジア”での敗北を踏まえ「アジアを席巻するために頼りにしていたパススタイルを失ったことは明らかだ」と、その変化に注目している。
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FIFAランキングでアジア最上位(17位)の日本は、アジアカップで優勝候補の筆頭に挙げられながらも、グループリーグから不安定な戦いぶりを露呈。グループ2戦目のイラク戦(1-2)で早くも黒星を喫し、ベスト8では強豪イランに逆転負け。貫禄あるパフォーマンスを見せられぬまま、大会から姿を消した。
イラン戦では後半の劣勢を跳ね返せず、執拗にロングボールを放り込んできた相手の術中に成す術なく敗れた。こうした状況に中国大手メディア「SOHU」が注目。“対アジア”においてかつての日本は、パスワークで相手をねじ伏せる姿があったが、森保体制下での変化を指摘している。
「これまで日本代表はパスプレーでアジアを席巻してきた。しかし、森保監督に就任してからは、守備的なカウンターアタック戦術にこだわるようになった。パスサッカーで相手の堅い守備を崩すスタイルを失っており、イラン代表はシンプルなミドルパスとロングパスで日本代表の背後を突いた。日本のコーチングスタッフのアプローチとこれまでの日本サッカーにあったパスサッカーとは正反対であると言える」
森保体制下での日本は、パスサッカーにこだわらず、対戦相手や状況に応じてカウンター戦術も採択。第2次政権発足後はボール保持へのこだわりを見せてきたものの、アジアカップでは後方からのビルドアップを封じられ、ミスを誘発するような場面も目に付いた。
こうした現状を受け、記事では「森保監督が長年の努力の末、ついに日本チームをカウンター攻撃しかできず、密集した守備を突破できないチームに変えた」と指摘。「2026年ワールドカップでの日本代表の見通しは確かに楽観視するのは難しい」と見解を綴っていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)