久保、相手選手と接触で膝痛打→ノーファウル判定に現地紙注目「蹴られて足を引きずる」

ソシエダでプレーする久保建英【写真:Getty Images】
ソシエダでプレーする久保建英【写真:Getty Images】

後半42分、久保は相手DFエランドと接触もノーファウル判定

 スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、現地時間2月10日に行われたラ・リーガ第24節オサスナ戦でスタメン出場。チームが0-1で敗れたなか、試合終盤に相手との接触で傷んだシーンにスペイン紙も注目している。

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 アジアカップでチームがベスト8敗退となり、2月4日にソシエダへ再合流した久保。6日のコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)に続き、オサスナ戦でもスタメン出場となった。

 久保は巧みな裏抜けで存在感を示すなか、前半38分にペナルティーエリア内でボールを拾って強烈な左足シュート。これは相手GKセルヒオ・エレーラの正面を突いてしまった。

 0-0で前半を折り返したなか、オサスナが後半4分にセットプレーからクロアチア代表FWアンテ・ブディミルがヘディングシュートを決めて先制。1点を追いかける展開となったソシエダは後半6分、久保が折り返しにニアで合わせるもシュートを枠内に飛ばせなかった。

 久保はさらに後半23分、左サイドからのクロスにファーサイドから飛び込んだが、ミートできず。同後半42分には右サイドで仕掛けた際、相手DFホルヘ・エランドとの接触で右膝を痛めるもプレーは続行。ソシエダは最後までネットを揺らせず、0-1で敗れた。

 データ分析会社「オプタ」の数値を元にデータを展開する「SofaScore」によれば、久保は90分間のプレーでボールタッチ65回、シュート2本(うち枠内2本)、ドリブル成功2回中1回、ビッグチャンスミス2回、パス成功数36本中32本(成功率89%)、キーパス5回、クロス成功11本中4本、ビッグチャンス創出1回、地上戦デュエル勝利数7回中2回、空中戦デュエル勝利数1回中1回、ポゼッションロスト17回という成績だったという。

 スペイン紙「マルカ」は「エランドによる久保に対する明らかなファウルのように見えたが、主審は笛を吹かなかった。切り返した際、オサスナのDF(エランド)が彼を圧倒したような印象を残した」と、後半42分に久保が苦痛に顔を歪め、治療を受けたあとに一度ピッチの外に出たシーンに言及。スペイン紙「ディアリオ・デ・ナバーラ」も、「エランドに蹴られて足を引きずる久保。久保はドリブルで相手をかわそうとしてひどく傷んだが、主審はファウルを取らなかった」と伝えていた。

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