日本人FWの「影響力」が激減? 原因をクラブOBが指摘「チームを去ることになるかも」
古橋は今季33試合11得点
スコットランド1部セルティックのFW古橋亨梧は2021年の加入以来絶対的エースとして活躍してきたが、今季は公式戦33試合で11得点と苦しんでいる。クラブOBで解説者のクリス・サットン氏はブレンダン・ロジャーズ監督が古橋のベストフォームを引き出せていないと指摘している。英紙「デイリー・レコード」が報じた。
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昨季の古橋はセルティックが国内三冠を達成するなかで、50試合34得点をマーク。リーグ戦では27得点を挙げ、日本人で初めて欧州主要リーグの得点王に輝いた。
今季も宿敵レンジャーズとのダービーで決勝点をマークするなどここ一番での勝負強さは健在だが、公式戦で重ねたゴール数は「11」。昨季との比較でどうしても物足りなさは否めない。
サットン氏は自身のコラムで「古橋亨梧の影響力は間違いなく失われている」と指摘。「ブレンダン・ロジャーズはチームにクオリティーが必要だと話しているが、国内で最も優れたストライカーのベストを引き出す方法を見つけられていない」と指揮官の手腕に苦言を呈していた。
さらに同氏は「この状況が続けば必然的に、彼がチームを去ることを考えることになるかもしれない。キョウゴはスコットランドで最も恐れられるフォワードからほとんどチャンスを得られない状態になってしまった」と古橋の置かれた状況に警鐘を鳴らしている。
アンジェ・ポステコグルー前監督(現トッテナム)の下では手の付けようがないほどの決定力を披露してきた古橋。ロジャーズ監督体制となった今季は思うような結果がついてきていないが、ゴールを量産した昨季のフォームを取り戻すことはできるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)