“イエロー5枚”「影響した」 決勝担当の中国レフェリーへ韓国見解「この判定は行き過ぎ」

アジア杯決勝の中国人主審団に韓国言及【写真:ロイター】
アジア杯決勝の中国人主審団に韓国言及【写真:ロイター】

アジア杯決勝で中国のマー・ニン氏がレフェリーを担当

 アジアカップの決勝戦を担当する中国人セットの審判団に、韓国メディアも注目している。主審はグループE組第1節の韓国代表対バーレーン代表戦(3-1)も担当しており、「韓国にイエローカードを大量に出した中国のレフェリーが決勝の笛を吹く」と報じた。

 アジアカップ決勝では主審に馬寧(マー・ニン)氏、副審は周飛(チョウ・フェイ)氏と張誠(チャン・チェン)氏が担当し、中国人のセットで試合の判定に臨む。マー・ニン氏はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で計37試合、2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)でもジャッジを務めた。

 準々決勝の日本代表対イラン代表戦(1-2)も裁いたレフェリーについて、中国大手メディア「SOHU」は「後半アディショナルタイムの日本のファウルなど、すべてを把握し、正確な判断を下した」と判定の安定性を称賛している。

 一方で韓国メディア「ISPLUS」は「韓国にイエローカードを大量に出した中国のレフェリーが決勝の笛を吹く」と報道。グループリーグ初戦のバーレーン戦を振り返り「韓国にイエローカード5枚を出し、当時この判定は行き過ぎだったと言われた」と見解を述べた。

 この試合で1枚イエローカードを受けていたDFキム・ミンジェは、準々決勝のオーストラリア代表戦で2枚目の警告を受け準決勝のヨルダン代表戦には出場できず。「韓国代表にとってマー・ニン主審が出したイエローカードが影響した」と、守備の要不在のなか敗れたヨルダン戦に降りかかった影響を指摘していた。

 自国のカード以外でも、今大会のマー・ニン主審の下した判定に「ISPLUS」では“疑問”を投げかける。中国国内では大きな評価を得ているレフェリーだが、韓国側では厳しい意見も出ているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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