大会3連覇を目指すバルドラール浦安ラス・ボニータスがゴリラ巴川に快勝、準々決勝に進出

快勝したバルドラール浦安ラス・ボニータス【写真:勝又寛晃】
快勝したバルドラール浦安ラス・ボニータス【写真:勝又寛晃】

一度は同点に追い付かれるものの、濱野瑞己のミドルシュートが決勝点に

 JFA(日本サッカー協会)第20回全日本女子フットサル選手権大会が2月10日に栃木県の日環アリーナで開幕した。大会3連覇を目指すバルドラール浦安ラス・ボニータスは、初戦で静岡県のゴリラ巴川と対戦した。

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 2023-24シーズンの日本女子フットサルリーグを制して、リーグ戦4連覇を成し遂げた浦安は、今大会でも優勝の大本命。初戦では東海リーグの巴川との対戦に米川正夫監督は主力となる日本代表クラスの選手たちを温存し、リーグ戦ではあまり出場機会のない選手たちにチャンスを与えた。

 浦安にはかつて巴川でプレーしていたFP塚本夏希、FP平井成美といった選手がいることからも、巴川のFP植松里美は「対戦を楽しみにしていた」という。浦安が3日で4試合を戦うことを見越した選手起用をしたが「主力を引っ張りだしたかった」(植松)という巴川は、前半10分にFP紅野真希に先制ゴールを許してしまう。それで同18分には左サイドをFP吉村晴香が突破すると、折り返しをFP時森結菜がゴールに決めて1-1の同点に追い付いた。

 カテゴリーが下の巴川に追い付かれた浦安だったが、FP濱野瑞己は「気持ちは前向きだったので、そんなに気負わずできました」と振り返る。その言葉通り、追いつかれた直後のコーナーキック(CK)から濱野が「狙った形でのシュート」というミドルシュートからゴールを決めて再び勝ち越した。

 後半に入っても競った試合が続いたが、後半10分に浦安はピッチに立った女子フットサル日本代表FP江口未珂が追加点を決める。このまま3-1で浦安が勝利し、1回戦を突破した。決勝ゴールの濱野は、「優勝までまっしぐらだと思うので、また明日以降も一丸となって戦いたい」と、初戦の勝利に安堵することなく、準々決勝以降に向けて気を引き締めた。

 浦安は準々決勝で、フウガドールすみだレディースにPK戦の末に競り勝った同じ女子日本リーグ勢の福井丸岡ラックと対戦する。

(Futsal X・河合拓 / Taku Kawai)



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