バルサやレアル移籍の可能性は消滅か ユーベのアルゼンチン代表FWが契約延長の見通し

テベスやポグバがつけた10番の後継者ディバラ、22日の試合後に正式契約か

 スペインの強豪バルセロナやレアル・マドリードがターゲットにしていたユベントスのアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラが契約延長する見通しになった。イタリア紙「トゥット・スポルト」が報じている。

 ディバラの代理人がユベントスの本拠地であるトリノを訪れ、契約延長の条件で合意したと伝えている。ユベントスは週末の22日にリーグのラツィオ戦を控えるため、その試合を終えた後に正式契約を結んで発表する見通しになったという。

 ディバラはスペインの強豪バルセロナでのプレー願望を口にしたこともあり、代表でFWリオネル・メッシとの共闘を望んでいるとスペインメディアでは報じられていた。また先日には、レアルが移籍金9000万ユーロ(約108億円)にスペイン代表FWアルバロ・モラタを加える条件でユベントスに交渉を持ちかけたとも言われ、実質的なフットボール史上最高額での移籍の可能性が浮上していた。

 しかし、ディバラはイタリア王者ユベントスでのプレー継続を決断した模様だ。契約期間は2021年6月までとされ、現実的な移籍の可能性は消滅したと見られる。

 ユベントスでは長らく元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロが背負い、その後に元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスやフランス代表MFポール・ポグバがつけた「10番」の後継者としての期待も高い。来季は、貴婦人の異名も持つイタリア王者のエースナンバーで躍動するディバラの姿も見られるかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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