アーセナル帰還の冨安健洋は「タイトル争いで重大な役割を担う」 監督の“切り札”と英紙期待
アジアカップはベスト8敗退でチーム合流へ
イングランド1部アーセナルのDF冨安健洋は、アジアカップの日本代表でチームの守備の要として活躍した。ベスト8敗退で早くもクラブへ戻ることになったが、英国メディアでは「タイトル争いで重大な役割を担う」と大きな期待を懸けられている。
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冨安は今季アーセナルで公式戦20試合に出場。昨年12月頭にはふくらはぎの負傷によって戦線離脱を余儀なくされたが、大晦日のフルハム戦(1-2)で戦列に復帰。その後、アジアカップ参加のためチームを離れていた。
アジアカップではグループリーグ初戦のベトナム戦を除く4試合に出場。日本は準々決勝であえなく敗退したが、サムライブルーの守備の要としてハイパフォーマンスを見せた。
2月11日にウェストハムとのアウェーゲームを控えるなかで、冨安はアーセナルに戻ってくる。英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」は、「アーセナルは冨安健洋の力でミケル・アルテタの問題を解決できる」と冨安の復帰を特集している。
アーセナルでは左サイドバックのウクライナ代表MFオレクサンドル・ジンチェンコが守備のアキレス腱となっているが、そこをカバーできるのが冨安だ。「今季、何度も彼(ジンチェンコ)に代わって出場機会を得ており、12月にふくらはぎを負傷するまではアーセナルのベストプレーヤーの1人だった」と絶賛され、「ディフェンスのどこでもプレーできる能力を持ち、タイトルレースで重大な役割を担う」とその重要性が強調されている。
また、冨安は昨年10月の第8節マンチェスター・シティ戦(1-0)では前線へのオーバーラップでブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリの決勝ゴールを演出。さらに第10節シェフィールド・ユナイテッド戦(5-0)ではアーセナル加入後50試合目にして初ゴールを記録するなど今季は持ち前の守備だけでなく、攻撃面での貢献も増えてきた。
度重なる怪我には悩まされているものの、ピッチ上で放つ存在感は昨季以上に高まっている。25歳の日本代表DFはミケル・アルテタ監督のチームが栄冠を掴むために不可欠な選手として絶大な評価を受けていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)