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メッシに熱狂も…国立競技場”ガラガラ”問題、来日の米記者が持論「十分なんじゃないか」
インテル・マイアミが神戸と対戦 スタンドには空席が目立つ
米メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミは2月7日、国立競技場でヴィッセル神戸と対戦し、0-0の末、PK戦の結果3-4で敗れた。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシは後半15分から途中出場し、スタジアムのボルテージは最高潮に達した一方、スタンドには空席が目立っていた。それに対し、取材に来日していた米メディア記者は“国立競技場の特徴”を指摘している。
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メッシは4日に中国で行われた香港選抜戦に引き続き、内転筋の違和感によりベンチスタートとなったが、後半15分に途中出場。待ちに待った瞬間に観客は大歓声を上げ、極寒のスタジアムが熱狂の渦に包まれた。ピッチに立ったメッシは、神戸の守備陣を打開するスルーパスやドリブル突破で即座に存在感を発揮し、インテル・マイアミの攻撃は見事に息を吹き返した。
0-0で迎えたPK戦の末に敗れたものの、30分にわたって圧巻のプレーを披露したメッシに対して盛大な喝采が送られていた。一方、国立競技場には空席が目立っており、特に高額なバックスタンドの1階席はガラガラ状態。メッシを筆頭にFCバルセロナの黄金期を支えたスーパースター軍団を迎えるには、あまりに淋しい光景となった。
4日に中国で行われた香港選抜戦の観客動員数が4万人を超えた一方、国立競技場での動員数は2万8614人だった。試合後、現地取材に来日していた米メディア「THE ATHLETIC」のパウル・テノリオ記者に、インテル・マイアミが今回のツアーで回った国に比べ、日本の応援は静かだったかを尋ねると、「どうだろう、そんなことはないかな。メッシが現れた時は、ものすごい歓声だと感じたよ」と答えている。
「親善試合ということを考えれば、人数としても十分なんじゃないかな。公式戦とはまた雰囲気が異なるからね。このスタジアムの特徴として、サウジアラビアよりもずっと大きい規模ということだ。サウジアラビアで行われた試合にも行ったが、スタジアムが小さい分、歓声が大きくは感じたよ」
テノリオ記者は、国立競技場の空席が目立っていたものの、そもそものスタジアムの規模を踏まえると、そこまで気にするほどのことでもないと考えているようだった。同氏は数週間にわたってアジアを渡り歩いたわけだが、「基本的には変わらないよ。サウジアラビアも中国も日本も、やはりメッシに夢中だったね」と、”メッシ効果”の絶大さを実感していた。
(城福達也 / Tatsuya Jofuku)