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カタールがアジア杯連覇へ王手! イランとの激闘3-2で制す、ヨルダンとの決勝進出
アジアカップ準決勝でイランとカタールが激突
アジアの代表チームナンバーワンを決めるアジアカップは現地時間2月7日に準決勝の第2試合を実施。開催国カタール代表が3-2でイラン代表を下し、連覇へ向け決勝へ進出した。
イランは準々決勝の日本戦で出場停止だったポルトガルリーグ得点王のエースFWメフディ・タレミが復帰。すると前半4分、右サイドからロングスローを入れるとファーサイドでイタリアの名門ASローマ所属のFWサルダル・アズムンが反応。相手と競り合いながらも難しい体勢のシュートを決め先制に成功した。
一方の前回王者カタールも前半17分、右サイド深くに切り込んだ後にマイナスのラストパスを送ると、MFジャッセム・ガーベルがシュート。これが相手に当たって浮き球になり、イランの名手GKアリレザ・ベイランバンドの頭上を越えてゴールに吸い込まれた。
さらにカタールは前半32分に抜け出したMFアクラム・アフィフが決定機を迎えるも、これはベイランバンドがファインセーブ。しかし前半43分、アフィフが左45度からカットインすると強烈な右足シュートをファーサイドに蹴り込み、カタールが2-1の逆転に精越して前半を2-1で終えた。
そして後半開始直後、セットプレーの2次攻撃でイランがシュートを放つと混戦の中でカタールのMFアーメド・ファティにボールがヒット。背けた顔を覆っていたような手にボールが当たったプレーだったが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入してオンフィールドレビューを進言。主審が映像確認の末にPKと判定し、イランはこれをMFアリレザ・ジャハンバクシュが蹴り込んで、後半6分のゴールと記録され2-2の同点に追いついた。カタールは自国開催で際どい判定に泣く形になった。
その後もオープンな展開が続くなかで後半30分にはイランがゴール前に分厚く攻め、アズムンがヘディングで狙うもカタール守備陣がゴールライン上でクリアしてゴールならず。逆にカタールは同37分、味方のシュートが当たり損ねたところをゴール前で受けたFWアルモエズ・アリがGKとの1対1を蹴り込んだ。アリはオフサイドかどうか際どいポジションだったが、オンサイドとしてゴールが認められて勝ち越しゴールになった。
後半アディショナルタイムには決定機の阻止でDFショジャー・ハリルザデーが退場処分になったイランに対し、カタールはこのまま3-2で勝利。前回の初優勝からの連覇を懸けて韓国代表を準決勝で下したヨルダンとの中東対決になる決勝戦へ臨むことになった。