アーセナルに新たな「最適解」 ベテランMFがコンバートで証明…“契約延長”を英推奨
ジョルジーニョへの采配を評価
イングランド1部アーセナルは現地時間2月4日にプレミアリーグ第23節でリバプールと対戦し、3-1で快勝した。この試合でミケル・アルテタ監督はイングランド代表MFデクラン・ライスとイタリア代表MFジョルジーニョを併用。この采配がピタリとハマり、中盤の「最適解」なのではと注目を集めている。
試合はホームのアーセナルが前半14分にFWブカヨ・サカのゴールで先制。前半終了間際にリバプールもFWルイス・ディアスの粘りからオウンゴールで同点に追い付いたが、後半に入るとアーセナルの勢いが加速。後半22分に相手のミスも絡んでFWガブリエウ・マルティネッリが勝ち越しゴールを奪うと、同アディショナルタイムには途中出場のFWレアンドロ・トロサールがダメ押しの3点目を決めた。
ミケル・アルテタ監督は勝利を収めたこの大一番で、中盤にキャプテンのノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールとライス、そしてジョルジーニョの3人を起用した。
ライスをアンカーに据え、同じポジションに入ることが多かったジョルジーニョを左のインサイドハーフとして配置したが、この采配が見事に的中し、32歳のジョルジーニョはライスが背後をカバーしてくれることで水を得た魚のように躍動。ピッチの至るところへ顔を出し、持ち前の正確なパスだけでなく、高い位置からのプレッシングやインターセプトなど攻守両面で活躍した。
英紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」は「普段は中盤の底でプレーするイタリア人はいつもと異なる役割を担ったが、前線からの守備でアーセナルの守備のテンポを作るのに貢献した」とこの試合のジョルジーニョの出来を絶賛。「ライスという完璧なパートナーを得た」とライスとの同時起用にも太鼓判を押している。
「アーセナルは昨夏にグラニト・ジャカが退団した後、一定の中盤の構成を見つけるのに苦労していた。しかし、今ジョルジーニョはウーデゴールとライスとともにプレーする権利を主張している。エミール・スミス=ロウ、カイ・ハフェルツ、レアンドロ・トロサールも左の8番としてトライしたが、ジョルジーニョの経験が最適解になる可能性がある」
2023年1月にチェルシーから移籍してきたジョルジーニョとアーセナルの契約は今季限りだが、契約には1年間の延長オプションが含まれる。同紙は「リバプール戦の一流のパフォーマンスでこのイタリア人はまだ多くのことを提供できると証明した。ガナーズ(アーセナル)が契約延長をためらうべきではない」とイタリア代表MFをチームに残すべきだと指摘していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)