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「日本戦の惨敗」から躍進へ 韓国撃破ヨルダンの“軌跡”に海外注目「下馬評を覆した」
ヨルダンが韓国を2-0で撃破し決勝に進出
韓国代表は現地時間2月6日、アジアカップ準決勝でヨルダン代表と対戦し、0-2で敗れた。ヨルダンは史上初の決勝進出の快挙を成し遂げたなか、海外メディアは「日本戦の惨敗からアジア杯決勝まで。アモータ監督が歴史を作り、下馬評を覆した」と、躍進するヨルダンの“軌跡”を振り返っている。
ヨルダンは韓国とグループリーグでも対戦しており、2-2の痛み分けとなっていた。韓国はグループ2位、ヨルダンは3位で決勝トーナメントに進出し、準決勝の舞台で再び顔を合わせることになったが、第1ラウンドの展開とは様相が変わり、後半8分、21分にヨルダンがゴールを決め、優勝候補の韓国を相手に完勝を飾った。
FIFAランキング83位のヨルダンが23位の韓国を打ち負かす大金星となったが、エジプトのニュースサイト「Masrawy」は、モロッコ人のフセイン・アモータ監督の快挙について「日本戦の惨敗からアジア杯決勝まで。アモータが歴史を作り、下馬評を覆した」と見出しを打って取り上げている。
ヨルダンは開幕前の練習試合に日本に1-6の大敗を喫し、「ヨルダンサポーターによる大バッシングから始まった」と、逆境の船出を迎えていた。グループ3位で辛くも決勝トーナメント進出を果たしたが、そこからイラクに3-2、タジキスタンに1-0と競り勝ち、ヨルダン史上初のベスト4に進出。「アモータの解任を求めるヨルダンサポーターの声は減少していった」と風向きが大きく変わったことを説明している。
日本は大会前の段階で公式戦25試合連続、約10か月無敗という状態でアジア杯に臨んだが、今大会では全5試合中のイラク戦(グループリーグ第2節/1-2)、イラン戦(準々決勝/1-2)で2敗を喫し、ベスト8敗退を余儀なくされた。一方、ヨルダンは大会直前に日本に惨敗を喫したことが起爆剤となったようで、アジア杯で旋風を巻き起こす存在となっている。
(FOOTBALL ZONE編集部)