ミランがウイングの新戦力獲得に失敗 放出が噂される本田は“消極的な残留”か
ミランはウイング獲得を熱望していたが…
デウロフェウの獲得失敗は、本田の去就に影響を与える可能性が高い。ガリアーニ氏はイタリア国営放送「RAI」で、「我々には多くのディフェンダーと中盤の選手、ストライカーがいる。特別に探しているのは両サイドのアタッカーだ。左右両方でプレーできる選手。つまりスソとボナベントゥーラに休息を与えることができるであろう選手だ」と明かしていた。
今季のミランの右ウイングはFWスソが不動の存在で、左ウイングはFWエムベイエ・ニアングに加え、ボランチと併用されているMFジャコモ・ボナベントゥーラが起用されることが多い。両翼の控えとなっていた本田に取って代わる存在だったはずのデウロフェウだが、獲得できない以上、選手層を考えれば不発が続く“10番”といえども放出は現実的でなくなる。
ミランで出番のない本田は、日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督から出場機会を手にするために移籍勧告を受けていた。だが、ミランが控え獲得の公算を失ったことで、“消極的な残留”を余儀なくされるのかもしれない。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
page1 page2