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「W杯スター→非難爆発」 シミュレーションの韓国FW…母国評価一変「期待は大きかった」
後半にはシミュレーションで警告を受ける場面も
韓国代表は現地時間2月6日、アジアカップ準決勝でヨルダン代表と対戦し0-2で敗れた。64年ぶりのタイトルを目指した今大会の敗戦で、母国では非難の矛先の1つがFWに向けられているという。
グループリーグでも対戦していた両国(E組第2戦/2-2)は、準決勝で再び激突。試合を優位に進めたのはヨルダンで、後半8分にFWヤザン・アル・ナイマットのゴールで先制する。
ヨルダンは後半21分にも追加点。韓国は2点ビハインドを追う展開のなか、最終局面でゴールを割ることができず。後半43分にはFWチョ・ギュソンが相手ペナルティーエリア内で倒れるも、判定はシミュレーション。チョ・ギュソンへのイエローカードが提示された。
リプレイ映像ではチョ・ギュソンが倒れ始めた瞬間、両者の足の間に芝生の緑色が見えている。明確なシミュレーションシーンには韓国メディア「hankooki.com」も「ハリウッドアクションで警告を受けて最高のチャンスが水の泡になった」とストライカーの行動に疑問を呈していた。
試合はそのまま0-2で韓国が敗れベスト4敗退が決定。64年ぶりのタイトル奪還を目標に掲げていたが、ここで大会を去ることになった。
韓国紙「スポーツ朝鮮」は「ワールドカップ(W杯)スター→非難爆発」と、シミュレーション判定を受けた同国FWチョ・ギュソンについて報じている。記事では「サッカーをやっていて、すごく悔しくて、自分に足りないと感じた大会だった」と短く語ったチョ・ギュソン本人の言葉とともに、評価の変化に言及した。
「チョ・ギュソンは、2022年のカタールW杯で誕生したスターだ。当時ガーナとのグループリーグ第2戦では、1人で2ゴールを決めた。その卓越した技術と容姿で一躍スターダムにのし上がった。今大会も期待は大きかったが、グループリーグ3試合で沈黙。ファンからは批判の声が上がった」
グループリーグでノーゴールに終わったチョ・ギュソン。それでも決勝トーナメント1回戦のサウジアラビア代表戦(1-1:PK4-2)では、途中出場から後半アディショナルタイムにヘディング弾を決めて韓国を敗戦から救った。
そうした活躍もあったものの、同メディアは「その後は再び沈黙を守り、韓国は準決勝で挑戦を終えた」と結局1ゴールに終わったFWに厳しい見解を示す。「すべてにおいて残念だ。いいパフォーマンスを見せたかった」と悔やんだストライカー。韓国の敗退で、大きな注目を浴びてしまっている。