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元Jリーガーの韓国代表OB、アジア杯4強の結果に警鐘「悲しみや非難で終わってはいけない」
磐田やG大阪でプレーしたイ・グノ氏が見解
韓国代表は現地時間2月6日、アジアカップの準決勝でヨルダンに0-2で敗れ、ベスト4敗退となった。64年ぶりの大会制覇を狙ったなかで無念の結果となり、母国ファンやメディアからも厳しい声が上がるなか、元韓国代表FWイ・グノ氏は「悲しみや非難だけで終わってはいけない」と警鐘を鳴らしている。韓国紙「スポーツ韓国」が伝えた。
決勝トーナメント以降、サウジアラビア(1-1/PK4-2)、オーストラリア(延長戦2-1)と、優勝候補国をそれぞれ延長戦を戦って撃破した韓国だったが、準決勝では思わぬ展開となった。0-0で迎えた後半8分、FWムサ・アルタマリに先制点を許すと、同21分にはアルタマリの突破を許して2点のビハインドを背負う。
反撃に出るも、ラスト15分を切って5バックに変更したヨルダンの牙城を崩せず、時間が経過。ここ2試合、終盤の粘りで勝利を手繰り寄せてきたがその再現ならず、伏兵ヨルダンに屈した。今大会では1960年以来、実に64年ぶりとなる優勝を目指したが、無念の4強敗退で夢破れている。
OTTサービスの中継でこの試合の解説委員を務めたのは、かつてジュビロ磐田やガンバ大阪でプレーし、2014年のブラジル・ワールドカップ(W杯)でゴールも記録した元韓国代表FWイ・グノ氏。昨季限りで現役を引退したなか、「選手としての経験を基に言うと、最善を尽くしながら結果が伴わずに湧き上がる感情を理解できる」と選手たちの胸中をおもんぱかりながら語った。
「今大会での結果と内容を冷静に分析する必要がある。単なる悲しみや非難だけで終わってはいけない。再び大韓民国サッカーが前に進むために、冷静に分析する必要がある大会だ」
FWソン・フンミンやMFイ・ガンイン、FWファン・ヒチャンら欧州組を擁しながら敗れた韓国。この悔しさを糧に、再び立ち上がる。