森保ジャパンが「羨ましい」 敗戦後の一幕に中国羨望「母国指揮官とは対照的」
敗戦後の円陣の様子に中国見解
森保一監督の率いる日本代表は、アジアカップをベスト8敗退という結果で終えた。5度目の優勝を狙った森保ジャパンの敗戦を受け、中国メディアは「試合後の指揮官の発言は人々に感動を与えただけでなく、中国代表サッカーチームの現状を比較させてくれた」と母国サッカーへのヒントとなった森保監督の行動を紹介している。
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FIFAランキング17位の日本は、今大会の参加チームの中で最上位。優勝候補の一角だった。迎えたグループリーグ初戦、ベトナム代表を4-2で下し幸先良いスタートを切ったかに見えた。しかし続くイラク代表戦で1-2の敗戦。インドネシア代表との第3戦で3-1と勝利しD組2位でグループリーグ突破を決めたものの、失点を重ねている現状には不安も残った状態だった。
決勝トーナメント1回戦ではバーレーン代表相手に3-1で勝利し準々決勝へ。前回大会では3-0と勝利していたイラン代表と激突した。この試合では先制したものの、ロングボール多様の相手に次第にペースを握られる。後半の2失点で1-2と敗戦し、日本はまさかのベスト8敗退が決定した。
森保監督への風当たりも強くなっているなか、中国大手メディア「SOHU」は「日本の道のりは順調だったように見えたが失点し、GKと森保監督が日本ファンの非難の的になった」と日本国内の反応に注目した。
記事では「これまで森保一監督の下で日本の成績は素晴らしかった。そのなかで、森保一監督自身もチームの問題点を認識しており、バーレーン戦後にいくつかの問題を提起している。しかしイランとの試合では、森保一監督は調整を行わず、当初の戦略に固執したため、結局は敗戦という結末を迎えてしまった」と敗因を探った。
一方「試合後の彼の行動は人々に感動を与えただけでなく、中国代表サッカーチームの現状を比較することができる」と試合後の指揮官の行動にも言及。ピッチ上で円陣を組み、その中心で森保監督が熱弁する様子を例に挙げ「サイドラインで選手に熱弁した後、森保監督はメディアのインタビューで涙を流している。中国代表のアレクサンダル・ヤンコビッチ監督が責任を回避しているのとは対照的に、森保監督は自らすべての責任を負った」と、自国の指揮官と比較し称賛している。
さらに「日本チームの強さはこのような監督を擁していることにあり、中国代表にとっては羨ましい」とまで言及した。
(FOOTBALL ZONE編集部)