日本撃破の指揮官が「一部メディアを糾弾」…イラン監督の反論に英注目「信じるべき」

イラン代表を率いるアミール・ガレノイー監督【写真:ロイター】
イラン代表を率いるアミール・ガレノイー監督【写真:ロイター】

ガレノイー監督は過去に受けた批判に言及

 イラン代表は2月3日、アジアカップ準々決勝で森保一監督の率いる日本代表を2-1で破った。カタール代表との準決勝へと駒を進めたなか、アミール・ガレノイー監督は、以前同国から受けた批判について反論している。

 FIFAランキング21位、数字上は日本に次いで今大会2番目の強さを誇るイラン。前回大会(2019年)の準決勝で日本と対戦時には、0-3でイランが敗れていた。今大会での対戦ではエースFWメフディ・タレミを出場停止で欠くなか、下馬評を覆し日本を下している。

 英メディア「Inside World Football」は、ガレノイー監督に対するイランメディアの過去の“批判”について注目。「ガレノイー監督は、アジアカップで準決勝に導いたイラン代表を以前批判した一部メディアを糾弾した」と報じた。

 記事では「カルロス・ケイロスの後任となった60歳の監督は16戦無敗」とここまで好成績を残し続けるガレノイー政権を称えつつ「だが、昨年イランがCAFAネーションズカップなどの親善大会に参加した際には批判を浴びた」と過去の母国評価にも言及する。

 そのうえで指揮官の試合後の言葉を紹介。「誰もがイランの監督を信じるべきだ。イランの政治情勢のせいでヨーロッパに行けなかった優秀なイラン人コーチがたくさんいる。この11か月間、イランのメディアは私たちを批判した。批判が良くないと言っているわけではないが、過去11カ月間に代表チームを台無しにしようとした人たちがいたんだ」と見解を述べたという。

 日本でも目標としていたアジアカップ優勝を成し遂げられなかったため、指揮官への厳しい指摘が起こった。それまで連勝記録を重ねてきた森保ジャパンにとって今年初の試練となった大会。ここからどのように修正し、2026年ワールドカップ(W杯)へ準備できるかを見守りたい。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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