「歴代最強がなぜ?」 日本のアジア杯8強敗退を韓国検証「決勝の韓日戦が消えたのは少し残念」
日本は準々決勝でイランに敗れてベスト8敗退
森保一監督率いる日本代表は、2月3日に行われたアジアカップの準決勝でイランに1-2で敗れ、ベスト8で姿を消した。2011年大会以来の優勝を目指したなかで、あまりにも早い敗退。韓国のオンライン新聞「オーマイニュース」は、「歴代最強の日本はなぜこんなことに?」と取り上げている。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
FIFAランキングでアジア最上位の17位だった日本は今大会の優勝候補に挙げられながらも、グループリーグから不安定な戦いぶりを露呈。2勝1敗の2位通過で決勝トーナメントに進出し、ベスト16ではバーレーンに3-1で勝利したが、ベスト8のイラン戦では先制しながらも後半に2失点して逆転負けを喫した。
大会制覇に手が届かず、ベスト8で敗れた日本。MF三笘薫やDF冨安健洋のコンディション不安、MF伊東純也の離脱などもあり、“歴代最強”と謳われた実力を発揮できないまま終わった。韓国のオンライン新聞「オーマイニュース」も、「歴代最強の日本はなぜこんなことに?」と取り上げている。
「日本の脱落は今回の大会最大の波乱に挙げられる。彼らはアジアカップ歴代最多優勝国(4回)であり、FIFAランキングもアジア最高の17位で今回の大会参加国の中で最も高い。メンバーにも欧州組が20人と、アジアで最も華やかで厚い選手層を誇っていた」
記事では、「根本的な問題は、日本がイラン戦だけでなく、今大会をとおして優勝候補の評判にふさわしい力をなかなか見せられなかったこと」と切り出しつつ、「GKを含めた守備の不安は最大の弱点」「フィジカルのジンクスが今回のアジアカップでも繰り返された」と指摘している。
「日本がベスト8で脱落し、決勝で期待されていた韓日戦の実現は消えた。内心、決勝戦のビッグマッチを期待していたファンには少し残念な結果でもある。しかし、優勝に向けた韓国の挑戦は依然として続く。一方、優勝候補の日本の脱落はそれだけアジアサッカーのレベルアップとともに、アジアカップ優勝が容易ではないことを証明し、クリンスマン号(韓国代表)にもいい教訓にならなければならない」
日本としては、この悔しさを糧に、2026年の北中米ワールドカップ(W杯)に向けてチームの底上げを図るしかない。