韓国やイランにあって日本にないもの? アジア杯8強敗退で日本の課題を海外指摘
日本はアジア杯8強でイランに1-2敗戦
森保一監督率いる日本代表は、2月3日にカタールで行われたアジアカップの準々決勝でイランに1-2で敗れ、ベスト8敗退となった。優勝候補筆頭と謳われた日本の早期敗退に他国メディアの反響も大きい。
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中国国営放送「CCTV」で長くキャスター務めた黄健翔(ファン・ジャンシャン)氏は、日本の敗因を分析。まず、「日本が負けたのはDF板倉滉のミスのせいと見る人が多いが、実際には日本の中盤がイランに抑えられたためだ」と指摘。イランが日本のキャプテンであるMF遠藤航を抑えたのが勝因になったと見解を述べた。
「イランはMF遠藤航へプレッシャーを与え続け、日本のミスを誘った。特にイランの両ボランチMF(サマン・)ゴッドスとMF(サイード・)エザトラヒが遠藤を抑えた」
また、ベスト4に勝ち上がった韓国やイランとの比較で、「日本の欧州組は質も量もかなり増えたが、多くの選手はテクニカルなタイプの選手。フィジカルが売りの選手が足りない。例えば韓国にDFキム・ミンジェのような選手がいなければ、欧州レベルのフィジカルを持つオーストラリアに勝てなかったかもしれない。準々決勝、アジア上位チーム同士の対戦で、勝ち上がった韓国とイランはともにアジアでも最も優れたフィジカルや勇猛なスタイルを持つ。特に、カップ戦ではこうした優位性が大事だ」と、技術だけでなくフィジカル面での不足を指摘した。
確かに、日本がグループリーグで敗れたイラクも、北欧出身のボランチやDFを擁していた。アジア諸国に欧州出身選手が増えたなかで、フィジカル面が日本にとって課題になるかもしれない。