森保監督、敗戦後の行動に広まる海外称賛 サウジ名将と“場面比較”「ここが違いだ!」
イラン戦敗戦後の振る舞いが中東で話題に
日本代表はアジアカップの準々決勝で、イラン代表に1-2と逆転負けを喫し、8強で姿を消した。優勝候補国のまさかの敗退を受け監督の手腕にさまざまな意見が上がる一方、敗戦直後の振る舞いが中東で話題に。サウジアラビア監督との対応差に脚光が当てられている。
イランとの4強入りを懸けた一戦で、日本は前半28分にMF守田英正のゴールで先制も、後半10分に同点ゴールを献上してから劣勢に。後半アディショナルタイムに与えた痛恨のPKを決められ1-2で敗れた。まさかの8強敗退で森保一監督への風当たりは高まっている。
そんな状況を尻目に、中東ではイラン戦後のある振る舞いが話題に。注目されたのはピッチ上で円陣を組み、その中心で森保監督が熱弁する様子。日本ファンにとってはお馴染みの光景だが、屈辱の敗戦を受けても逃げ隠れず、その毅然とした振る舞いが多くの中東ファンから好感を得た。
「最高のコーチ」「真のプロ」などと賛辞が寄せられた背景には“悪しき振る舞い”として批判の的となったロベルト・マンチーニ監督の存在があったようだ。サウジアラビアを率いる名将は決勝トーナメント1回戦の韓国戦で1-1のまま迎えたPK戦で敗戦が濃厚となると、試合終了を待たずそそくさとロッカールームへ消えていた。
中東ジャーナリストのヌーラ・アル・ハルビ氏は、両者の差を自身のX(旧ツイッター)で“場面比較”。投稿に「ここが違いだ…!敗戦後、日本代表監督は選手たちをフィールドに集めて話しかける。PK戦終了間際、マンチーニは選手たちを残してフィールドを去る!!」と綴り、その瞬間の写真を添えて違いを訴えている。
この投稿に対してサウジファンからは「違いは日本の監督は自国の評判を気にし、負けに向き合っているのに対し、我が国の監督は高額な給料以外は気にせず、選手を見下していることだ」といった反応も。森保監督の振る舞いが思わぬ反響を呼んでいた。