カタール取材中のイ・ウォンヒ記者が母国メディアで告白

　森保一監督の率いる日本代表は2月3日、アジアカップ準々決勝でイラン代表と対戦。先制した試合展開から相手に流れを奪われ、1-2と逆転を許しベスト8敗退が決定した。現地の韓国人記者は「イランは試合には勝ったが、マナーが悪かった」と、体験談を母国メディアへ明かしている。

【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信！　簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから

　4度の大会優勝を誇る日本は、前半28分にMF守田英正のゴールで先制。しかしその後、徐々にハイボールを駆使したイランのスタイルに苦しむことになる。後半10分には日本の守備陣があっさりと崩されて失点。1-1のまま迎えた同アディショナルタイム、PK被弾でついに逆転を許しベスト8での敗退が決定した。

　韓国のスポーツ・芸能専門サイト「スターニュース」では、現地カタールで取材しているイ・ウォンヒ記者がこの試合に言及。試合後の体験談を基に、イラン側の「非マナー」を伝えている。

「優勝候補筆頭の日本を破った満足感からか…試合後、イランの記者やサッカーファンは相手を貶めるようなマナー違反の振る舞いを見せた」

　そう語るイ・ウォンヒ氏はミックスゾーンで起こった出来事をレポート。「あるイラン人記者はミックスゾーンで日本人選手にインタビューを申し込んだが、試合に敗れて落胆していた選手が質問を受け流すと、公然と“負け犬”と発言した」と明かす。

　また「一部のイラン人ファンの行動も眉をひそめるものだった」と、街での体験も吐露。「カタールのドーハの通りに数十人のイラン人ファンが集まり歓喜のセレモニーをしていた。記者がイラン人ファンとすれ違おうとすると、日本人だと思ったのか嘲笑し人種差別発言も辞さなかった」と衝撃の告白をしている。

　実力で厳しい敗戦を喫した日本。歓喜のイラン側の行動の詳細は定かではないが、前回大会（2019年）の準決勝で日本に敗れた背景もある。“リベンジ”成功のイランの喜びは想像たやすいものだろう。