日本まさかのアジア杯8強敗退 土壇場で逆転被弾…イランとの準々決勝で1-2敗戦
アジアカップの準々決勝で日本とイランが激突
日本代表はアジアの代表チームナンバーワンを決めるアジアカップ準々決勝で2月3日にイラン代表と対戦し、試合終了間際にPKで決勝ゴールを奪われ1-2の敗戦。8強での敗退が決まった。
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日本はこの試合を前にMF伊東純也がチームを離脱。このゲームで森保一監督は左サイドに変更を加え、サイドバックにDF伊藤洋輝、MF旗手怜央が負傷したボランチにMF守田英正、前方にはFW前田大然を今大会での初スタメンに起用した。一方のイランは昨季のポルトガルリーグ得点王でFCポルト所属のエースFWメフディ・タレミが前の試合での退場処分により出場停止。イタリア・セリエAのローマ所属のFWサルダル・アズムンが要警戒選手に挙げられた。
全体的に日本がボールを持って攻撃する時間が長い展開になったが、イランも鋭いミドルシュートで日本ゴールを脅かす一進一退の展開になった。その中で前半28分、左サイド低い位置から守田が中央にパスを入れると、FW上田綺世がポストプレー。そのまま駆け上がってフォローした守田が受けてカットインし、そのままゴール正面から右足シュートを放つとGKアリレザ・ベイランバンドに当たったボールはゴール内へ。日本が貴重な先制点をマークした。
その後も日本が敵陣でゲームを進める時間が続き、1点リードのままハーフタイムに入った。選手交代なく始まった後半開始直後、警戒していたアズムンに背後を取られるピンチが発生したが1対1をGK鈴木彩艶が落ち着いてストップ。結果的にアズムンがオフサイドの判定だったが、ヒヤリとさせられた。逆に日本も後半8分、中盤で前田がボールを奪うと守田からパスを受けたMF久保建英がペナルティーエリア内でシュート。これは枠外に飛んだが、全体に上下動が激しい立ち上がりになった。
そして後半10分、アズムンにゴール正面でキープされると前を向かれてスルーパスを出される。そこにMFムハンマド・モヘビに走り込まれ、鈴木との1対1を決められて失点。1-1の同点に追いつかれてしまった。日本は後半18分にもアズムンに抜け出され、DF陣がドリブルでかわされシュートを蹴り込まれた。判定はオフサイドだったが、後半に入ってイランのエースに手を焼いた。
流れの悪い日本は後半22分、前田と久保に代えてMF三笘薫とMF南野拓実を投入した。しかし、日本はなかなかゴールに迫る展開を作れないまま迎えた後半アディショナルタイム、ゴール前のこぼれ球への対応でDF板倉滉が遅れてファウル。このPKをMFアリレザ・ジャハンバフシュに蹴り込まれ、イランに1-2で敗戦。2011年大会以来の優勝を狙った日本の戦いはベスト8で終了した。