浦和新監督のスタイル熟知する新MFは何者か? ショルツ期待感「技術がかなり高い」
新加入のスウェーデン代表MFグスタフソンがJリーグでのプレーに意気込み
浦和レッズに新加入のスウェーデン代表MFサミュエル・グスタフソンは、2月2日に沖縄県でのトレーニングキャンプ中に行われた名古屋グランパスとのトレーニングマッチに出場。来日して初の対外試合になったが「リズムを整えるために、身体のためにも出場時間が大事だった」とコンディション向上への効果を話した。
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グスタフソンは、今季から浦和に就任したノルウェー代表監督歴も持つペア・マティアス・ヘグモ新監督が、前所属のスウェーデン1部ヘッケン時代にチームの中心選手として活躍。ヘグモ監督と同じタイミングで浦和にやってきた。加入発表後には書類上の手続きや母国で娘の誕生もあったことから、来日から浦和への合流から1週間ほど。それでも、この日は慣れ親しんだ中盤の中央でピッチに立った。
安定したボールコントロールとプレーメイクで危なげないプレーを披露。グスタフソンは「リズムを整えるために、身体のためにも出場時間が大事だった。まだ早いと思うが、試合をすることは重要で、良い感覚を掴めたと思う」と、まだまだコンディションはこれからという状態ながら出場したことへの意義を話した。
もちろん、ヘグモ監督がヘッケンで実践していたサッカーを熟知するが「監督のやり方を分かっているので、それがチームの助けになればいいが、私は新人だし、日本のリーグに対応できるようにしたい。スムーズにチームに溶け込めるように努力していきたい」と、冷静に話した。
最終ラインに入るDFアレクサンダー・ショルツはグスタフソンについて「彼の技術がかなり高いことは見てもらえば分かると思う。そしてボールを持った時は冷静。特に外(サイド)の選手はいつでも彼を使えることを認識したほうがいい」と話し、今後チーム内で相互理解が進めばさらにボールを動かす中心になる期待感を口にした。
晴天に恵まれた沖縄県で日中に行われたゲーム、それもトレーニングキャンプ中に両チームとも負荷を掛けている中での試合だったことから「(サッカーが)それほど忙しい印象はなかった。暑さもあったり、キャンプ中のチームであることもあったりで」としたグスタフソンだが、「印象的には相手も自分たちもレベルが高く、Jリーグが楽しみ」と話していた。
コンディション的にフィットしてくればさらに存在感を大きくするようなプレーも見せそうだが、約3週間後に迫ったリーグ開幕戦までにどこまで仕上げてくるか注目される。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)