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古巣ミラン戦でミハイロビッチ監督が八つ当たり 広告ボード破壊…スタッフに危害の問題行動
ミハイロビッチ監督率いるトリノ、16日のミラン戦で2点リードもドロー決着
日本代表FW本田圭佑が所属するACミランは現地時間16日の敵地トリノ戦で2点ビハインドから追いつき2-2の引き分けに持ち込んだが、敵将で昨季ミランを率いたシニシャ・ミハイロビッチ監督が試合後に問題行動を起こしている。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が伝えた。
鬼軍曹の異名を持つミハイロビッチ監督が率いるトリノは、前半のうちに2点リードを奪った。さらにPKのチャンスを得たが、これをMFアデム・リャイッチが失敗。後半に入って追いつかれると、その後のチャンスを生かせずにドロー決着となった。
古巣対決で勝ちゲームを落とした形になったミハイロビッチ監督は、これに対してあまりにも無念の思いがあったのだろうか。試合後にベンチからロッカールームに引き上げる際、スタッフが運んでいた広告ボードを平手打ち。この威力があまりにも強く、プラスチック製のボードは割れてしまった。そして、その破片が運んでいたスタッフの目に入った疑いがあり、スタッフは眼科へ行くことを余儀なくされるとしている。
ミランを率いた昨季は、シルビオ・ベルルスコーニ会長による現場介入に苦しみながらもチームにバランスをもたらしていた。しかし、トップ下システムを熱望する会長の独断で4月に解任されている。
そうした思いをぶつける古巣対決で勝利に近づきながら、チャンスを逃してしまった無念さは察するに余りある。だが、それを“八つ当たり”の形で表現した代償は、クラブを支えるスタッフに危害を加えるものになってしまったのかもしれない。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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