ミランが敵地でトリノと2-2ドロー 本田は1カ月以上も出場機会をつかめず

0-2の劣勢から後半2得点で追いつき5位に浮上

 日本代表FW本田圭佑が所属するACミランは、現地時間16日のリーグ敵地トリノ戦で2-2の引き分けとなった。ベンチスタートの本田に出番は訪れず、2017年に入りまだ出場機会を手にできていない。

 先にゲームを動かしたのはトリノだった。前半21分、ミランの左サイドを突破したMFイアゴ・ファルケがマイナスに戻したパスを、MFアデム・リャイッチがミドルで狙った。シュートは全くヒットしなかったが、そのボールに反応したFWアンドレア・ベロッティがコースを変えてゴールに流し込んだ。

 さらにトリノは同26分、ミランゴール前の混戦からベロッティがボールをキープ。そこから生まれたミドルシュートを、MFマルコ・ベナッシがヒールキックでコースを変えてゴールに流し込んだ。同じような得点パターンで、トリノが2-0とリードを広げた。

 続く同31分には、トリノDFアントニオ・バッレーカが左サイドを突破してペナルティーエリアに侵入したところでミランDFイニャツィオ・アバーテが倒してPKの判定。しかし、決まれば試合の行方が決するかというリャイッチのPKを、ミランGKジャンルイジ・ドンナルンマが止めた。中央へのキックを読み切り一歩も動かずに弾くと、こぼれ球に反応したファルケのボレーシュートも枠を外れた。ミランは九死に一生を得て、2点ビハインドでハーフタイムを迎えた。

 

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