ソン・フンミンが2ゴールに絡む

　韓国代表は2月2日、カタール・ドーハで行われている準々決勝でオーストラリア代表と対戦。1-1の延長前半14分、FWソン・フンミンが直接フリーキック（FK）弾を決めて勝ち越しに成功。美弾道の一撃に会場が大歓喜した。

　試合終了間際に追い付いて120分の死闘を勝ち抜いたサウジアラビア戦から中2日。疲労が蓄積しているなかで、韓国が再び意地を見せた。敗戦濃厚の後半アディショナルタイム、FWソン・フンミンがペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。これをファン・ヒチャンが蹴り込んで追い付いた。

　さらに延長前半14分、韓国が左45度付近でフリーキックを得るとキッカーはソン・フンミン。オーストラリアは壁の下に寝てグラウンダーのシュートを防ぐ選手も用意する構えを見せたが、壁を越えて鋭く曲がり落ちる右足シュートがニアサイドを射抜いて勝ち越しゴールを決めた。

　これに会場は大歓喜。“ソン・フンミン劇場”にボルテージは最高潮へ達した。