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韓国が土壇場同点! 後半ATファン・ヒチャンPK弾…豪州との“V候補対決”は1-1延長戦へ
準々決勝で韓国とオーストラリアによる優勝候補対決が実現
アジアの代表チームナンバーワンを決めるアジアカップは、現地時間2月2日の準々決勝で韓国とオーストラリアによる優勝候補対決が実現。後半アディショナルタイムに韓国が追い付き、1-1で延長戦に突入した。
オーストラリアはグループリーグを2勝1分でB組を首位通過し、1月28日の決勝トーナメント1回戦ではインドネシアを4-0で危なげなく下した。一方の韓国はグループリーグを1勝2分、最終戦はマレーシアと3-3で引き分けるなど安定感を欠いてE組を2位通過。決勝トーナメント1回戦は30日にサウジアラビアに試合終了間際まで0-1のビハインドながら執念の同点ゴールで追いつき、延長戦を経てPK戦を制した。順調な勝ち上がりで中4日のオーストラリア、激闘を経て中2日の韓国と臨戦過程には差がある試合になった。
そうしたなかで迎えた試合だが、韓国が立ち上がりにパワーを懸けて攻撃的にスタートした。セカンドトップに入ったFWソン・フンミンを中心に右のMFイ・ガンインや左のMFファン・ヒチャンが積極的にゴール前へ進出。サウジアラビア戦で同点ゴールのFWチョ・ギュソンを交えたアタッカー陣が迫力を出した。
攻撃を受けていたオーストラリアも徐々にゲームのペースを掴み始めて前半20分、FWクレイグ・グッドウィンが強烈なシュートを放つとGKが弾いたこぼれ球にFWマーティン・ボイルが詰める決定機を迎えたが、ボイルはシュートを枠内に抑え込めなかった。
韓国は前半31分、ペナルティーエリア左からの折り返しをファン・ヒチャンが押し込みゴールネットを揺らすも、直前のプレーがオフサイドと判定され先制点は幻に。すると逆にオーストラリアは同42分、押し込んだ状態から右サイドを深くまで切り崩すと、ファーサイドへの浮き球をグッドウィンが強烈ボレーで蹴り込んで先制。オーストラリアが1-0とリードして前半を終えた。
後半も再び韓国がパワーをかけた立ち上がりを見せ、イ・ガンインがペナルティーエリア内でシュートを放つなどチャンスも作った。しかしオーストラリアはカウンターを有効に使い、後半6分にはクロスにボイルがフリーで合わせ、さらにこぼれ球をFWミッチェル・デュークが合わせる決定機を迎えたがシュートは枠外。リードを広げることに失敗した。
その後も韓国は1点を追うなかでの猛攻を見せるものの疲労感は否めず局面でキレを欠き、アタッキングサードでは特に精度が上がらなかった。後半33分にはイ・ガンインが最終ライン背後に絶妙な浮き球パスを供給したが、MFイ・ジェソンがバウンドに合わせられずに大きなチャンスを逸した。
それでも韓国は後半アディショナルタイムにソン・フンミンがペナルティーエリア内でドリブル突破を図りPKを獲得。これをファン・ヒチャンが蹴り込んで、サウジアラビア戦に続く劇的な同点劇。試合を延長戦に持ち込んだ。