“天才”小野伸二を豪州メディアが再評価 Aリーグ史に残る「傑出したアジア人選手」と称賛

外国籍選手枠の拡大案浮上を受けて、地元メディアが特集

 オーストラリアサッカー連盟(FFA)は16日、公式サイトでAリーグの外国人枠を2018-19シーズンから現行の「3+1」から「4+1」に拡大する意向であることを明かした。これを受け、オーストラリアの地元メディアはAリーグのレベルアップ向上につながると歓喜の声を上げている。豪公共放送「SBS」は過去の成功例から元日本代表MF小野伸二(北海道コンサドーレ札幌)の名前を挙げ、「傑出していた」と絶賛している。

 Aリーグは2015年まで外国籍選手は5人まで所属が許可されていたが、15年以降はアジア・チャンピオンズリーグと同様に外国籍選手3人と、アジア枠1人の「3+1」枠に削減されていた。FFAのデイビッド・ギャロップCEOはこれらを見直し、外国籍選手枠の拡大を宣言。18-19シーズンからは「4+1」へ拡大することになりそうだ。

 これを受け「SBS」は「4+1ルールはAリーグとオーストラリアリーグにとって良いことだ」と特集している。アジアの優秀なタレントがやって来ることでAリーグ全体、ひいてはオーストラリアサッカー界のレベルアップを助けることになると指摘している。

 12年から14年までの2シーズン、ウェスタン・シドニー・ワンダラーズで活躍した小野は、Aリーグ史上最も成功したアジア人選手の1人としてピックアップされている。ニューカッスル・ジェッツやシドニーFCで活躍した元イラク代表MFアリ・アッバス(現・浦項スティーラーズ)、アデレード・ユナイテッドでプレーした中国代表FWチュイ・シェンキン氏と並び、「リーグの12年間のなかで傑出していた3人」と称されている。

 

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