レアル不敗記録を止めたセビージャ新加入FW 切り札起用に応える劇的弾で清武はさらに苦境に…

サンパオリ采配が的中、途中出場のヨベティッチが後半ATに決勝ゴール

 日本代表MF清武弘嗣が所属するセビージャは、現地時間15日に行われたリーガ・エスパニョーラ第18節レアル・マドリード戦で2-1と劇的な逆転勝利を飾り、レアルの公式戦連続不敗記録をストップした。ホルヘ・サンパオリ監督はゲームプランを見て、中盤重視から新加入FWステヴァン・ヨベティッチの投入を決断したと、スペイン紙「スポルト」が報じている。

 12日に同じ本拠地サンチェス・ピスファンで行われたスペイン国王杯での同カードでは、3-1とセビージャがリードしながら、終盤の2失点によりレアルの不敗記録を止められなかった。その雪辱を期した一戦で、セビージャが意地を見せた。

 後半22分にFWクリスティアーノ・ロナウドに先制点となるPKを決められたものの、同40分にセットプレーからDFセルヒオ・ラモスのオウンゴールを誘発して1-1の同点に。そして後半アディショナルタイム、左サイドのスローインから途中出場のヨベティッチがドリブルで持ち上がって躊躇なくシュートを放つと、GKケイラー・ナバスの手をかすめてゴールネットを打ち破り、2-1の逆転劇を完遂させた。

 この勝利はレアルの不敗記録を止めるとともに、消化試合がレアルより1試合多いとはいえ、勝ち点差を1に詰める大きな勝ち点3となった。この勝利には知将サンパオリも、大きな手応えを得ている。

「巨大な相手に対して、このようなプレーをすることはこのチームの選手たちを飛躍させるだろう。不敗記録を築いていた相手に対して、今日見せたようなプレーを我々は続けられると願っている。勝利にふさわしい」

 

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