イラン監督、日本称賛も…ベスト8突破へ自信「この大会で最高のチームの1つだ」

アミール・ガレノイー監督が日本戦に向けて意気込み【写真:ロイター】
アミール・ガレノイー監督が日本戦に向けて意気込み【写真:ロイター】

アジアカップ準々決勝・日本戦に向けて会見実施

 イラン代表は2月3日にアジアカップ準々決勝で、日本代表と対戦する。試合の前日となる2日には、アミール・ガレノイー監督が公式会見に出席。「イランと日本の試合は、決勝戦のような試合」と、FIFAランクでもアジア最上位(17位)の日本とアジア2位(同21位)のイランが激突する一戦へ意気込んだ。

 ガレノリー監督は日本の印象について問われると、「日本はとても良いチームであり、非常に良いプランを持っている。大会のスタートからクオリティーが高かったが、それにも増してノックアウトステージでのパフォーマンスははるかに素晴らしかった」と、日本がグループリーグから徐々に調子を上げていると指摘した。

 それでも「同時にイランもこの大会で最高のチームの1つだ」と、自信を見せる。「私たちはシリアを相手に最高のパフォーマンスを見せた。過去最高のパフォーマンスの1つだった。シリアはグループリーグを通じて枠内シュートをわずか4本しか許していなかった。だが、私たちは1試合で11本のシュートを枠内に放った。2.15のゴール期待値もあった。私たちは70%に近いポゼッションもあった。とても良い試合ができた」と、データを根拠にチームのパフォーマンスの高さに胸を張った。

 その一方で、イランには2つの不安がある。エースであるFWメフディ・タレミの出場停止と、ベスト16でシリアと120分の試合を行ったあとにリカバリーの時間が極めて短かったことだ。日本はイランとシリアの試合が始まる前に、バーレーンとの試合を終えているため、リカバリーをスタートする時間が数時間早かった。

「私たちのリカバリーの時間は、日本よりも短い」と語ったガレノリー監督は、「シリアとの試合は70分で決着つけられたはずだったが、多くの好機を逃した。あの試合では少し運が悪かった」と、ダメ押しゴールを奪えなかったことを嘆いたが、「それでも、明日の試合は良い形で臨めると思うし、(日本と)一緒に良い試合にしたいと思う」と、好ゲームにしたいと語った。

 そして、グループリーグ終了後から決勝ラウンド1回戦までは1週間近い時間があったにもかかわらず、決勝ラウンド1回戦から準々決勝までは中2日というスケジュールを組んだAFC(アジアサッカー連盟)にも、「FIFAのルールでは、2つの試合の間は72時間を空けることが理想だとしているが、私たちにはその時間が与えられなかった」と苦言を呈し、「フィジカル面とメンタル面の2つの側面でチームが回復できるように取り組みたい」と、選手たちの回復に全力を尽くす姿勢を示した。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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