韓国エースが抱える“不安要素” 母国が久保建英とデータ比較「その差は歴然だ」

韓国代表のソン・フンミン【写真:ロイター】
韓国代表のソン・フンミン【写真:ロイター】

「体調管理に失敗したクリンスマンの現実」

 森保一監督の率いる日本代表は、2月3日にアジアカップ準々決勝でイラン代表と対戦する。その前日(2日)には、韓国代表がオーストラリア代表との一戦を迎えるが、母国メディアはエースFWソン・フンミンの“不安要素”を日本のある選手とデータ比較して報じた。

 ソン・フンミンはここまで、4試合をフル出場で戦っている。1月30日の決勝トーナメント1回戦では、サウジアラビア代表との試合で苦戦。延長戦に加えPK戦にまでもつれ込んだ。

 そうした背景もあり、韓国のサッカー専門サイト「インターフットボール」は「休む暇のないクリンスマンは今、チームの体力とコンディションに不安を感じている。ソン・フンミンら主力選手の負担が大きい」と不安要素を報じている。

 ソン・フンミンはここまでフルで試合に出ているが、自身の得点には至っていない。記事ではサウジアラビア戦のスタッツを紹介しつつ「ボールタッチ60回、枠内シュート2本、ブロックシュート5本、パス成功率88%、ドリブル成功率33%…だが実を結ぶことはなかった」と本来の持ち味を発揮できていない点も指摘する。

 休息のないエースの現状に対し、「クリンスマン監督の選択がより悔やまれる」と指揮官のソン・フンミン活用法に苦言。「交代でコンディションをコントロールしていれば、アジアカップの頂点に立つための本当に重要なケアになっていたはずだ」と全試合フル出場の判断に疑問を投げかけた。

 また「日本の久保建英と比べると、その差は歴然だ」と、日本代表MF久保建英と出場時間を比較。「久保はベトナム戦(12分)、イラク戦(61分)、インドネシア戦(82分)、バーレーン戦(68分)。一方、韓国はソン・フンミンら主力選手が休めていない状況だ」と指摘。久保は怪我の影響もあったものの、ここまでプレー時間はセーブされていることを伝えている。

 記事では「“90→90→90→120”ソン・フンミン、“12→61→82→68”久保…体調管理に失敗したクリンスマンの現実」と改めて数字を比較し、エースFWの抱える問題について言及していた。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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