米「ESPN」選出のアジアトップ10プレーヤー 2位に岡崎、8位に本田がランクイン
2014年後半に復活した『皇帝』
6位は2012年創立のシドニー・ワンダラーズをアジアチャンピオンズリーグ優勝に導いたオーストラリア人GKアンテ・コビッチ。ACL決勝のアル・ヒラル戦での活躍が高く評価されている。
7位は韓国代表のスウォンジーMF奇誠庸(キ・ソンヨン)。今季選手として成熟したという奇は、昨季期限付き移籍先のサンダーランドで活躍し、チームのプレミア残留に貢献。代表でもW杯前後でコンスタントに活躍していると評価されている。ボールを失う機会も減ったという。
8位はミランの右ウイングに定着した本田。寸評では「2014年の後半は前半戦の失望を補った。“皇帝”はW杯のコートジボワール戦で素晴らしいゴールを決めたにもかかわらず、好調さを求めて苦しんだ。1月にミランに加入後、苦しんだが、フィリッポ・インザーギ新監督の下で、CSKAモスクワの元マエストロは赤と黒のスターの一員となることができた。もしも、ミランが欧州CLの舞台に戻れるとするならば、この28歳にもふさわしい信頼が与えられるべきだ」と評価。W杯までの不振を、今季序盤のミランでの開幕7試合6得点2アシストという活躍で拭い去ったと評価している。
9位はオーストラリア代表のニューヨーク・レッドブルズFWティム・ケーヒル。かつてプレミアリーグのエバートンで活躍した男は35歳にしてオーストラリアで最も脅威のストライカーだと激賞されている。2014年は代表で7得点。大舞台で圧倒的な輝きを放ち、W杯オランダ戦でのゴールは大会屈指のゴールとたたえられている。
10位はカタール代表のアル・アラビFWブーアッラーム・フーヒー。アルジェリア出身のスターは1月の西アジア選手権で6得点を決めた。サウジアラビアのリヤドで行われたガルフカップ決勝でも決勝点を挙げるなどの活躍が評価の対象となった。
今回のベスト10は、欧州、アジアなどクラブでの活躍のみならず、アジアサッカー連盟主催の大会での活躍も大きな選考材料となっているもよう。怒濤のゴールラッシュで2位に選出された岡崎や、本田のみならず、2015年には他の日本人選手の奮起も期待したいところだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images