森保J、準々決勝イラン戦の“推奨スタメン” 三笘薫の先発復帰で攻撃陣の組み合わせは?【現地発】
2月3日には準々決勝でイランと対戦
森保一監督率いる日本代表は2月3日にカタール・ドーハで行われているアジアカップ準々決勝でイランと対戦する。1月31日の決勝トーナメント1回戦でバーレーンと対戦し、3-1の勝利。今大会初出場したMF三笘薫(ブライトン)は約33分間のプレーで魅了した。イラン戦ではスタメンの可能性もあり、左サイドを切り裂く。ベスト4を懸けた一戦での“推奨スタメン”を考察する。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・小杉舞)
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バーレーン戦、日本は前半31分、右サイドバックのDF毎熊晟矢が中央でボールを受けると右足で弾丸ミドル。ゴールポストに当たって跳ね返ったところに反応したMF堂安律が蹴り込んで、待望の先制点を奪った。その後、後半4分にはMF久保建英、オウンゴールで1点を返されたあとの同27分には毎熊のパスからFW上田綺世が加点し、3-1で勝利した。
そして後半22分、森保ジャパンにとって待ち望んだ瞬間が訪れた。左足首の負傷で3試合連続ベンチ外だった三笘が戦列に復帰。森保監督は「アディショナルタイムも含めて30分から40分くらいかなと思っていた」と、プレー時間を想定していたという。
定位置の左サイドに入った三笘はファーストプレーからドリブルで仕掛けて持ち味を発揮。次のプレーにすぐ移れる完璧なトラップを連発し、後半40分には左サイドからスピードに乗りながら約50メートルを絶妙タッチで相手3人を置き去りにするドリブルを披露した。最後はゴール前のFW浅野拓磨にラストパスを送って決定機を演出するなど、復帰戦とは思えないほど“モノが違う”という存在感を示した。
“試運転”は完了。強敵イラン相手には三笘をスタメン起用させたいところだ。1トップで大会4ゴールの上田綺世、右サイドの堂安律、トップ下の久保建英とともに東京五輪世代の攻撃陣がライバルの最終ラインを打ち砕く。
遠藤航、守田英正は外せない。球際の勝負で負けない2人が中盤から攻撃へ展開させてくれるだろう。
最終ラインはバーレーン戦で左足を負傷した板倉滉の回復次第。もし起用が難しければ町田浩樹が入るか。右サイドバックは急成長中の毎熊晟矢、左サイドバックは伊藤洋輝の出番が回って来そう。
3大会ぶり5度目の優勝を目指すアジア杯、森保ジャパンの“ラストピース”三笘薫がアジアの舞台で輝く。