横浜FMが7発! キューウェル新体制で快勝…「順調に来ている」と新監督手応え
宮崎キャンプの総仕上げとなるトレーニングマッチで松本と対戦
1月22日から宮崎でキャンプを行っている横浜F・マリノスが、2月1日に松本山雅FCとのトレーニングマッチ(30分×4)を行った。キャンプの総仕上げとなるトレーニングマッチに先発したのはGKポープ・ウィリアム、DF松原健、上島拓巳、エドゥアルド、MF天野純、渡辺皓太、山根陸、榊原彗悟、FWヤン・マテウス、アンデルソン・ロペス、エウベルの顔ぶれだ。
1本目序盤はトレーニングマッチということで、お互いに守備の強度はそれほど高くなく、長所の出し合いという雰囲気で始まったが、松本に先制点を奪われると横浜FMはギアを上げた。
1本目31分に天野が同点ゴールをマーク。2本目にはA・ロペスが地面に叩き付けるような強烈なヘディングシュートを叩き込み勝ち越す。松本が同点弾を決めたが27分にエウベルのゴールで再びリードする。
喜田拓也や宮市亮、水沼宏太らに入れ替わった3本目からは、横浜FMが完全にペースを握り8分に宮市、18分植中朝日、その3分後には吉田真那斗、さらに3分後に再び植中が決めて松本を突き放した。4本目に失点をしたものの7-3と多彩なゴールを演出してキャンプを締め括った。
「素晴らしい環境のなかトレーニングマッチも組まれ、しっかりと練習ができた。選手だけでなくスタッフもひとり1人の役割をこなし順調に来ていると思う」
ハリー・キューウェル監督はそう宮崎キャンプを総括した。
新シーズンもブラジル人を中心とした攻撃陣は健在だ。しかも、グループでのパス交換や個人技によるドリブル突破と多彩なプレーで局面を打開しゴールを挙げた。選手の誰が出ても攻撃力はかなり高いレベルを見せられることが予想される。
「シーズンが始まれば50数試合のタフな試合が待っている。横浜に戻っても、今やっていることを続けていくことに尽きる」
トレーニングマッチを見る限り、チームは順調な仕上がりを見せている。そして、新監督を迎えたことによる不安要素は限りなく小さいように感じた。
(徳原隆元 / Takamoto Tokuhara)