浦和“助っ人”&新監督をつなぐ架け橋 DFホイブラーテンが飛躍のキーマンに?
浦和には今季ソルバッケン、グスタフソンらが加入
浦和レッズのDFマリウス・ホイブラーテンは、今季からチームに加わったノルウェー代表監督歴のあるペア・マティアス・ヘグモ新監督や同代表FWオラ・ソルバッケン、スウェーデン代表MFサミュエル・グスタフソンらについて「素晴らしい人物たち。クラブを強くしてくれる」と話した。
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ホイブラーテンは昨季に浦和へ加入してデンマーク代表歴を持つDFアレクサンダー・ショルツとのコンビで鉄壁の中央を形成。GK西川周作とのトライアングルがリーグ最少失点に大きな力となりベストイレブンも受賞した。
そのホイブラーテンは、ヘグモ新監督について「経験豊かな監督であり、ノルウェー代表でも攻撃的なスタイルで要求が明確に分かる。素晴らしいリーダー、素晴らしい監督ですよ」と話す。そして、“側近”とも言えるモルテン・カルヴェネスコーチはノルウェー1部ボデ・グリムト時代に指導を受けた関係でもある。それについても「もちろん嬉しい。彼のこともかなり昔から知っているし、向こうでも一緒に成功してきたので、同じくこちらでも成功を掴めれば良いと思う。彼のようなスタイルは選手も楽しめると思う」と歓迎している。
今季の目玉補強と言えるのが、ソルバッケンとグスタフソンの2人だろう。ソルバッケンに関しては、ノルウェー代表でのチームメートとしてプレーしたこともある。浦和に合流してから2人でトレーニング中に話して何かを伝えている姿もよく見られる。「右、左、どちらのウイングでもプレーできるし、監督が決められる。今シーズン勝つためにチームを助けてくれる。素晴らしいスピードの持ち主」として、性格については「冷静で、大らかなタイプで、プロフェッショナル」と話した。
また、ヘグモ監督がスウェーデン1部ヘッケンを率いた当時の大黒柱だったグスタフソンとの関係について、「ノルウェー語もスウェーデン語も話せますからね。サミュエルがチームに順応する部分でも助けられると思う」と、近しい言語の持ち主であるスカンジナビア半島の選手たちが集まる利点を話す。そして「みんな、浦和に来られてハッピーだと思っているし、オフでもピッチでも助け合える。ポジティブなことだと思う」と笑顔を見せた。
ピッチ上で主要コーチングスタッフは英語で選手たちに指示をして、日本語やポルトガル語、タイ語、GK陣はスペイン語の通訳もいるが、母国語で指揮官と会話できる選手の存在は貴重だろう。浦和で2シーズン目となるホイブラーテンはピッチ上でも確かなパフォーマンスを見せるセンターバックだが、チームがまとまるという観点からもキーマンの1人になるのかもしれない。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)