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日本に朗報? エース出場停止&延長→PK戦…イラン苦難を韓国指摘「相手は優勝候補筆頭」
イランFWタレミが2枚のイエローで退場…次戦出場停止
日本代表は2月3日、アジアカップ準々決勝でイラン代表と対戦する。対戦国の不安要素を海外メディアが「予想外の延長戦でスタミナを使い果たした」と取り上げた。エースFWの涙も含め、イランは決勝トーナメント1回戦で苦戦を強いられている。
FWサルダル・アズムン(ASローマ)とFWメフディ・タレミ(FCポルト)の強力な攻撃陣を擁するイラン。1月31日の決勝トーナメント1回戦ではシリア代表と対戦した。前半34分、獲得したPKをタレミ自らが決めてイランが先制する。
後半14分にはシリアも反撃。FWパブロ・サバグが相手ペナルティーエリア内で倒されると、当初ノーファウルだったがここでビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入する。その後、対応したイランGKアリレザ・ベイランバンドのファウルを取られPKに。これをシリアFWオマル・フリビンが蹴り込み、後半18分の同点ゴールとなった。
試合終盤にはペナルティーエリア内でボールを受けようとしたタレミが転倒。しかしこれがダイブでのシミュレーションと判定され、イエローカードを受ける。さらに後半アディショナルタイム突入直後にはカウンター阻止でファウルした際に2度目の警告を受け、タレミは累積での退場処分となってしまった。
試合はそのまま延長戦へと突入。スコアは動くことなくPK戦へともつれると、先攻のイランは5人全員が決めてPKスコア5-3で勝ち上がりを決めた。試合後には、退場となったタレミが涙を流すシーンもあった。
韓国メディア「Footballist」は「イランもアジア杯の異変の犠牲になりそうになった」とこの試合を報道。イランを「強力ストライカー」を擁する「中東最強のチーム」を評しつつも「シリア戦では苦戦を強いられた」とPK戦までもつれた激戦の影響を伝えている。
「シリアとの長期戦に突入したイランのアジアカップへの道のりは、さらに険しくなった。ラウンド16の試合開始から67時間30分で準々決勝を戦うという地獄のスケジュールだったが、予想外の延長戦でスタミナを使い果たした。しかも相手は優勝候補筆頭の日本だ」
記事では次の相手が日本であること、その日本が延長戦を戦わず体力的に有利な点も指摘。「イランはシリアに苦戦しているだけに、準々決勝での対戦はさらに難しくなるだろう」と予想していた。