決勝トーナメント1回戦が終了、ベスト8が出揃う

　アジアの代表チームナンバーワンを決めるアジアカップは、1月31日までに決勝トーナメント1回戦を終了。ベスト8が出揃った。

　初日にはオーストラリアがインドネシアに危なげなく4-0の勝利を収めると、初出場のタジキスタンはアラブ首長国連邦（UAE）に1-1の同点からPK戦5-3で勝利して旋風を巻き起こした。翌日には、グループリーグで日本に勝利してD組首位通過のイラクがヨルダンと対戦し、点の取り合いの末にヨルダンが3-2で競り勝った。また、開催国カタールはパレスチナを2-1で下した。

　3日目は石井正忠監督が率いるタイがウズベキスタンに挑んだが、1-2で惜敗。北海道コンサドーレ札幌のMFスパチョーク・サラチャートのゴールも及ばず、ウズベキスタンが勝ち抜けた。そして、サウジアラビアと韓国の優勝候補対決は、試合終了間際に韓国が追い付くと最終的にはPK戦のスコア4-2で勝利。苦しみながらも8強入りした。

　そして最終日の1月31日は、日本がバーレーンに3-1で快勝。MF久保建英には大会初ゴールが生まれた。そして、強豪イランは先制するも追いつかれ、後半終了間際にエースFWメフディ・タレミが退場処分になる大ピンチ。それでもPK戦に持ち込むと、守護神GKアリレザ・ベイランバンドのセーブでスコア5-3として勝ち上がった。

　準々決勝は2月2日と3日に実施され、オーストラリアと韓国、日本とイランという優勝候補対決が実現する。決勝トーナメントの経過と組み合わせは以下のとおり。

＜決勝トーナメント1回戦＞
【1】タジキスタン 1-1（PK5-3） アラブ首長国連邦（UAE）
【2】イラク 2-3 ヨルダン
【3】オーストラリア　4-0　インドネシア
【4】サウジアラビア　1-1（PK2-4）　韓国
【5】イラン　1-1（PK5-3）　シリア
【6】バーレーン　1-3　日本
【7】カタール　2-1　パレスチナ
【8】ウズベキスタン　2-1　タイ

＜準々決勝＞
【QF1】タジキスタン ー ヨルダン
【QF2】オーストラリア ー 韓国
【QF3】イラン ー 日本
【QF4】カタール ー ウズベキスタン

＜準決勝＞
【SF1】QF1の勝者ーQF2の勝者
【SF2】QF3の勝者ーQF4の勝者

＜決勝＞
SF1の勝者ーSF2の勝者