三笘薫のファーストプレーに小野伸二氏が驚き「普通、大事にしたいって気持ちになる」
バーレーン代表との一戦でアジア杯初出場
ようやく日本代表MF三笘薫のアジアカップが始まった。日本代表は1月31日に、アジアカップの決勝トーナメント1回戦でバーレーン代表と対戦し、3-1で勝利した。三笘はこの試合の後半22分から途中出場すると、ファーストプレーから持ち味のドリブルで仕掛けていった。
MF堂安律とMF久保建英のゴールで2点をリードしていた日本だが、後半19分にオウンゴールから失点。完全アウェーのスタジアムは、一気に反撃ムードになっていた。そんななかで三笘はMF南野拓実とともにピッチに送り出されると、場内の雰囲気を一変させる。
後半23分、左サイドでのスローインからの流れでボールを受けた三笘は、ファーストプレーからドリブルで仕掛けていく。相手を抜き切ることはできずにボールを失って、相手選手にファウルをしてプレーを止めることになったが、スポーツチャンネル「DAZN」で解説を務めていた元日本代表MF水沼貴史氏は、「ちょっと間合いがなくて、仕掛け方としては難しかったかもしれませんが、一回目から(ボールを)下げなかったのはいいですよね」と、ファーストプレーから仕掛けたことを評価した。
元日本代表MF小野伸二氏も「前に運びましたからね。普通、ちょっと試合に出ていない期間があると、大事にしたいっていう気持ちになりますからね」と、大会初出場の三笘が最初から持ち味のドリブルを見せたことに驚いた。
その後も三笘は積極的に縦に仕掛けていき、それまでなかなか日本が使えなかったサイドの深いエリアに何度も侵入した。この試合ではゴールにこそ絡めなかった三笘だが、通算5度目の優勝を目指す日本に、頼れるドリブラーが戻ってきた。
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