「なぜそこに?」 田中碧が今季5点目&冷静PKで独高評価「熱心で、よく走り、積極的」
地元メディアも活躍を高く評価
ドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフのMF田中碧は、現地時間1月30日のDFBポカール準々決勝・同2部ザンクトパウリ戦(2-2、PK4-3)に先発出場。1-1で迎えた延長前半9分に一時勝ち越しとなるゴールを決めたほか、PK戦では4人目のキッカーとして成功させ勝利に貢献した。地元メディアもその活躍を高く評価している。
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田中、DF内野貴史、MFアペルカンプ真大と3人の日本人選手が所属するデュッセルドルフ。同じ2部ザンクトパウリとのポカール準々決勝はお互いに譲らず、1-1で90分間が終了した試合は延長戦に突入した。
すると延長前半9分、FWFWクリストフ・ダフェルナーのミドルシュートがGKに防がれたこぼれ球にいち早く反応した田中が滑り込みながら押し込み、リードを奪った。田中にとってこれが今季公式戦5得点目となった。
デュッセルドルフは延長後半終了間際に同点ゴールを許したため、試合はPK戦での決着に。得点を決めた田中は4人目として登場し、GKの逆を突くキックをゴール右に決めた。そしてPKスコア4-3でデュッセルドルフが勝利し、ベスト4へと名乗りを上げている。
ドイツ紙「EXPRESS」の選手採点で田中は2点(1が最高、6が最低)と高得点。「ここ数週間、いいパフォーマンスを続けている。熱心で、よく走り、積極的。2-1にする素晴らしいゴールを決めた。PKもナーバスになっていなかった」と絶賛していた。元日のタイ戦(5-0)で活躍するも、アジアカップの日本代表には選ばれなかった田中だが、クラブの勝利に大きく貢献していた。
ベンチスタートだった内野はDFエマニュエル・イヨハの負傷交代を受けて前半12分から出場。採点は及第点の3点だったが「いい仕事をした! ハードワークをし、走ることを厭わない」と一定の評価を与えられていた。
SNS上でも「なんでそこにいるの?」「素晴らしいプレー」「あれ、ボランチだよね?」「よく詰めていた」「反応速度がFW並み」と絶賛。冷静にゴールを狙う日本のボランチがドイツの地で躍動している。