J1浦和、サポーター違反行為問題の「公開シンポジウム」2月に開催 300名参加募集へ
クラブが公式発表
J1浦和レッズは1月31日、昨年8月2日に行われた天皇杯ラウンド16名古屋グランパス戦におけるサポーターによる違反行為問題を受けて、「浦和レッズ第三者委員会公開シンポジウム」を開催すると発表した。2月16日にさいたま市「浦和コミュニティセンター」で実施される予定となっている。
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発端となったのは2023年8月2日の天皇杯・名古屋戦後、一部の浦和サポーターが暴徒化し、ピッチへの乱入、立ち入り禁止エリアへの侵入という愚行をはたらき、愛知県警が出動する騒ぎに発展した問題。クラブ側は立ち入り禁止エリアへの侵入を主導したサポーターなどに処分を科すとともに、同月5日にはオンライン会見を実施し、処分内容および根拠などを説明していた。
そうした背景を受け、浦和は今年2月16日(予定)にさいたま市「浦和コミュニティセンター」にて「浦和レッズ第三者委員会公開シンポジウム」の開催を決定。無料での参加者300名を募集する。
内容は「事案の経緯および対応報告、第三者委員会の活動経過報告、質疑・総括」となっており、浦和レッズ第三者委員会も同時に以下のように公表している。
■浦和レッズ第三者委員会の発足経緯
「本第三者委員会は、過去において発生した試合運営管理規程違反事案とそれらに対する弊クラブの対応を分析し、再発防止施策と教育・啓発施策を検討、提言することを目的として発足されました。一般社団法人スポーツ・コンプライアンス教育振興機構の前代表理事をお務めの武藤芳照様をはじめとした、社会とスポーツの関わりや、スポーツにおけるコンプライアンスおよびガバナンスに広く見識を有する8名のみなさまに委員を委嘱し、これまで20名近くの方々を対象としたヒアリングを実施いただくとともに、国内・海外における類似事案などを研究材料として、以下3つのテーマに沿った分析、検討を行っていただきました
(1)不適切行為の原因分析
(2)クラブが講じてきた対策についての評価と問題点の洗い出し
(3)今後の必要な対策についての提言検討
これらの分析、検討に基づき、第三者委員会から弊クラブへ、報告、提言を行っていただく『浦和レッズ第三者委員会公開シンポジウム』の開催となります。改めまして、本事案の発生に伴い大変多くのみなさまにご迷惑をお掛けいたしまして、誠に申し訳ございませんでした。ご迷惑をおかけした全てのみなさまに、心よりお詫び申し上げます」
(FOOTBALL ZONE編集部)