発煙筒投げ込み→中断 混沌ピッチでマスコットが“神対応”「幸せになってほしい」と喝采

シント=トロイデンのマスコットがヘンク戦で神対応【写真:STVV】
シント=トロイデンのマスコットがヘンク戦で神対応【写真:STVV】

試合中断の間にシント=トロイデンのマスコットが品格ある振る舞い

 ベルギー1部シント=トロイデンは1月28日、リーグ戦第22節でヘンクと対戦し1-1で引き分けた。終盤の劇的同点弾でなんとか勝ち点を拾った一方、この試合ではプレーが一時中断するアクシデントが。そんななか、シント=トロイデンのマスコットが見せた振る舞いが注目を集めている。

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 シント=トロイデンはこの日、前半開始早々の2分にヘンクMFイラ・ソルに決められ先手を取られる。そのまま折り返し、後半に入ってもゴールが遠かったシント=トロイデン。そのまま試合終了かに思われたが、途中出場の日本代表MF伊藤涼太郎が大仕事をやってのける。

同45分にシント=トロイデンがペナルティーエリアの左角付近でFKを獲得すると、伊藤がボールサイドに。壁の割れ目を通しニアサイドへ低い弾道のボールを蹴ると、ゴールラインから飛び出しクロスの予測をしていたGKの意表を突き、鮮やかにネットを揺らした。伊藤の今季3得点目でチームはなんとか敗戦を免れている。

 ただ、伊藤の同点弾後にアクシデントが発生した。後半アディショナルタイム6分にヘンクMFブライアン・ヘイネンが2枚目の警告を受けて退場すると、この判定に抗議したヘンクサポーターが発煙筒をピッチに投げ込み試合が一時中断。そんななか、シント=トロイデンのマスコット「ビンキー」が品格ある振る舞いを見せた。クラブの日本語公式X(旧ツイッター)がこの時の様子を動画で紹介している。

 公開された動画で、ゴール裏に設置されたカメラはピッチサイドに散乱するゴミを映すも、そのすぐそばに身をかがめたビンキーの姿が。よく見ると、投げ込まれたゴミの中から空のカップを拾い上げそれを積み上げている。ゲーム再開に向け、ピッチの清掃に協力したようだ。

 この動画が公開されると、1日で再生回数が10万を超えるなど話題に。また、コメント欄には「幸せになって欲しい」「マスコットって日本以外にもあるんだ!」といった反応が寄せられていた。

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