ホワイト×ジンチェンコが激しい口論も監督「必要があった」 アーセナル両SBの衝突のワケ
アーセナル両SBの衝突にアルテタ監督が仲裁に入る
イングランド1部アーセナルは現地時間1月30日に、プレミアリーグ第22節でノッティンガム・フォレストと対戦。ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスとFWブカヨ・サカのゴールで2-1の勝利を収めた。思わぬ苦戦を強いられたなか、試合終了直後にはDFベン・ホワイト、DFオレクサンドル・ジンチェンコの両サイドバック(SB)が口論となり、ミケル・アルテタ監督が仲裁に入る一幕もあった。
直近の公式戦5試合で1勝1分3敗と調子を落としているアーセナル。この試合も得点を奪えないまま前半を終えるなどもどかしい展開となったが、後半20分にジェズスがGKの股下を抜く技ありのシュートで試合の均衡を破った。さらに同27分にはカウンターからジェズスのパスを受けたサカが流し込んでリードを広げた。
しかし、終盤にはノッティンガム・フォレストの猛攻に遭うなど最後まで苦しめられる展開に。終了間際の同44分には放り込まれたロングボールを簡単にゴール前に運ばれ、FWタイウォ・アウォニイにゴールを決められた。なんとかそのまま逃げ切ったが、1点差での辛勝となった。
試合終了直後にはピッチ内でホワイトとジンチェンコが口論を繰り広げ、アルテタ監督が間に入って選手を落ち着かせる一幕もあった。しかし、アルテタ監督は選手間での意見をぶつけ合うことを歓迎しているという。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が指揮官のコメントを報じている。
「私はそれを気に入っているよ。彼らはお互いにより多くのことを要求し合っていた。彼らは失点の仕方に不満を持ち、改善しようとしていたんだ。少しヒートアップしてしまったが、それは彼らのプレーが十分でなかったということを意味する。より大きな結果を得る必要があった。
ああいったことがお互いをより高め合うことになる。私はそれを奨励し、正しく、お互いにリスペクトを持った方法で勧める必要がある。試合の後には感情的になり、熱くなることはあるが、私は選手がお互いを高め合い、より高いものを求め合うことを望んでいるよ」
アーセナルはリーグ戦では昨年12月以来の連勝で、上位戦線に踏みとどまっている。優勝を目指し、負けられない戦いが続くなかで、選手たちはお互いにより高いレベルでのパフォーマンスを要求し合いながら戦っているようだ。