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名将マンチーニ「年俸40億円は不透明」 “早期退席”で批判「危機的状況」を韓国報道
ヤセル・アル=ミセハル会長「彼と話をするつもり」
サウジアラビア代表は1月30日、アジアカップ決勝トーナメント1回戦で韓国代表と対戦。1-1のまま延長まで戦い決着がつかなかったためPK戦に突入すると、相手GKのビッグセーブ2発に苦しみ1-1(PK:2-4)で敗戦した。PK戦の際、ロベルト・マンチーニ監督が終了を待たずにピッチを後にした行動が物議を醸し、同国サッカー協会も動き出したという。
韓国相手に後半9分に先制したサウジアラビア。しかし同アディショナルタイム9分に同点に追い付かれ土壇場で延長戦に持ち込まれる。両者得点を決めることができずにPK戦に突入すると、韓国GKチョ・ヒョヌが相手の3人目と4人目を連続ストップ。サウジアラビアがPKスコア2-4で敗退が決定した。
イタリア1部インテルやイングランド1部マンチェスター・シティ、イタリア代表など数多くのビッグチームを率いてきた名将マンチーニ監督は、韓国の最後のキッカーとなったFWファン・ヒチャンのキックの前に退席。この映像が批判を呼び、のちにマンチーニ監督は「試合が終わったと思っていたので謝罪したい」と弁明している。
これを受けてサウジアラビアサッカー協会も動き出したようだ。対戦国の韓国紙「世界日報」は「サウジアラビアサッカー協会の会長が真相究明に乗り出す意向を示した」と報道。サウジアラビアメディア「Saudi Gazette」の内容を引用しつつ「ヤセル・アル=ミセハル会長は『我々はマンチーニの行動を受け入れることはできない。なぜこのようなことが起こったのか、彼と話をするつもりだ』」と話したことを伝えた。
記事では「サウジファンの世論はやはり芳しくなく、マンチーニの母国イタリアでも批判が上がっている」と反響が広がっていることも指摘。監督の年俸は約360億ウォン(約40億円)であるとしつつ「チーム早退の影響もありマンチーニ監督は就任から5か月足らずで危機的状況に陥っている。年俸360億ウォンすべてを受け取れるかどうかは不透明だ」とサウジアラビアの危機を報じていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)